似非噺

アーモンド

何故空は蒼いの?

昔々、日本からとても遠い所に、ヤマという国があった。

そこには背が8メートル近くある巨人の女の子がおったという。

名前は確か、ボザとか言ったかと。

その子は泣き虫で、泣くと洪水が起きた。

困った神様のベロニアは、彼女の涙を全部青い絵の具にして、空に向かって流れるようにした。

するとたちまち、色の無かった空は深い蒼に染まったとさ。


え、夜は何故黒いって?星はどうなるの?

……それはまた別のお話し。

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似非噺 アーモンド @armond-tree

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