質素倹約奴隷国家ドイツ

ЕСБの革命

質素倹約奴隷からの脱出

 これはEUが崩壊してからのドイツの話。


 数年前に欧州連合は崩壊した。

 ドイツ合衆国は事実上、崩壊し、欧州他国からの莫大な借金だけが残ってドイツは経済大国から貧困大国に成り下がった。


 一方、EUし、必要な場所に金を回したお陰で世界最大の経済大国に変貌していた。

 中国やアメリカ、北朝鮮と共に協力して新たな基軸を目指す方向へと進み、安心して過ごせる為、貧困国に成り下がった多くの欧州の国にとってあこがれの存在だった。


 勿論、アメリカもドナルド・ペンス大統領がCIAの残党や欧州連中を大量逮捕させた影響で米ドルは基軸通貨から転落したもののアメリカ経済は、それから徐々に再生する事が出来た世の中だった。

 彼らは天皇陛下の任務によって旧来勢力を排除し、日本でも安歩昭三首相は逮捕され、大沢太郎も天皇陛下のご命令によってMSA資金でアメリカ、中国、ロシア、日本、北朝鮮は次第に再生していった。


 しかし、MSAので経済状況は一段の悪化して、になってしまった。


 **********

 そして、俺はドイツのバイエルンにあるメルセデス・ベンツの工場で働いていた。

 でも、この労働はそれほど、楽しいと思わなかった。


「あぁ、こんなロシアに亡命したい。」


 俺はメルセデス・ベンツの向上で働いていたが、あまりにも質素倹約に加えて薄給、残業代未払いの多さからさっさと辞職してロシアに亡命したかった。


 ドイツ政府や多くの企業はEU時代から多額の質素倹約をしていた影響で多額のノルマやサービス残業が多発していた。

 こんな場所にいてもどうしようもないし、だ。

 今やプジョーが最高級ブランドでそれ以外はベンツだろうが、どれも同じ大衆車に過ぎなかった。


「なぁ、こんなクズなメルセデス・ベンツなんてやめてロシアに亡命しないか?」


「ベッケンバウアー君。君はドイツの姿勢に凄く不信感を持っているようだな。」


「あぁ、


 当然だ。


 ドイツは長年の質素倹約を利用した緊縮財政の影響でEU崩壊前から国力は急激に減少し、EU崩壊後には一気に経済力が低下した。

 そしてEU崩壊後に、欧州全体で自殺率の急激な増加、難民による凶悪犯罪の増加が理由を気に俺はドイツ政府が許せなかった。


 とにかく、早くドイツから脱却してロシアに逃げねば。

 俺はそう思いながら、仕事が終わった後、ロシアに亡命するしかないと思っていた。


「あぁ~。何だよ。ゲイを罵倒すれば訴えられるって。何でクズな国なんだ。ドイツは。」


「確かに、行き過ぎただから、ロシアに逃げたい理由は分かってきた。」


「連中がパワハラしても逆に『!!』と騒いで奴らが簡単に勝てるから誰も非難しないし、質素倹約を国民に強制しても政府の美談で拒否られる。やめたくてもやめられない。」


 とにかく薄給で質素倹約、ポリコレを強要するドイツから早くロシアに逃げたかった俺は仕事が終わったらロシアに亡命する事を計画していた。


 そして、その夜…、


…くそ。電車はどれもぼろくて酷い列車ばかり、従業員の態度も悪くて、どれも酷くて高い。


 俺は電車に乗るのをあきらめて高速バスに乗ってポーランドまで亡命した。


 それからポーランドに亡命後、俺はそのままモスクワ行きの列車に乗って、そのままモスクワに亡命する事に成功した。

**********

 そして、モスクワ到着後…、


「凄い。ここがモスクワか、ベルリンと違って凄く住民に気質が良くて安定しているな。」


 俺はモスクワに到着後、これから働きに行こうとした。


「おい、ちょっと止まれよ。」


「えっ。」


 ゴンッ!!


 だが、俺は突如、謎の組織に連れ去られてしまった。


「ベッケンバウアー君を買ってくれるロシア企業はいませんか。」


 気付けば俺は、ロシア国内で競売式人身売買の被害に遭ってしまった。


 今の欧州人はEU崩壊で経済的に困窮した上、今までの帝国主義の反動から外国に逃げても欧州人に対して人身売買を行う人が非常に多い。


 ましてや欧州人女性は、一番使い勝手が良いから、人身売買に最適な奴らだ。


 そして、人身売買で金を貰う状況の中、俺の人生は終わったと思った。


 俺は、ロシアでも同じような扱いされて終わるって…、

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