PROLOGOS

 私はどこかを泳いでいました。


 そこはベッドの上ではなくて、彩り豊かな折り紙をちぎって張り付けたような、そんな目がちかちかしてしまいそうな場所でした。


 ここはどこ?


 そんな私の問いに答える人がいました。


 ここは終わってしまった世界。そして、全ての始まる場所。


 彼は私にそう言いました。


 君はこのまま消えてしまうだろう。でも、それでは君の願いが叶わない。


 私は彼の言葉に頷きます。


 では、君を新しい世界へといざなおう。


 仮初の世界へと。


 私はためらいます。


 けれども、思い出して、彼の提案を受けることにしました。


 新しい世界へと送り出す時に彼は私へと願いを託しました。


 私の目を覚ましてほしい。決して目覚めようとしない私の目を。




 そして、私は消えました。

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志望業種は――魔法少女で! 竹内緋色 @4242564006

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