『だいたい、私はまだ終わってないし』

そんな一言で、いつかの自分に戻ってしまう。

女子高生のユウのことばは何も繕っていない。わざわざ説明もしない。ありのままの行間。ずっと、こんな行間に飢えていた。

「優しいからパンクロックが好きだ」という詞があるけれど、パンクは優しくなんかない。優しくなんかなくても、女子高生だった私の全てだった。