spin spin

風都

spin spin



一体どこへ向かうのか


自問自答の繰り返し


依然答えは出ないまま


徒然日々は通り過ぎて行く




お次は 〇〇


もう何周したんだろう


焦燥の果ては未だ見ぬ


ひとまず行けるところまでは。


チャンスという名の硬貨を


ぐっと、握る。




いよいよわからなくなってきた


乗客は一人 また一人


自ら決めた終点に消える


目の前でつり革を掴む君


君はどこへ向かうのか




一生懸命で誰にでも優しい


いつも憧れていた


君が降りたのは地味な駅


仲間と笑い合っていた君


今は独りどこへ?



spin spin 回る回る


廻り続ける日々の中


ぼやけた君の


白い背中をまぶたの裏に


spin spin a ordinary place



また会える日までには


きっと君に誇れる僕になるから


廻り続ける 僕を乗せた箱





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