間違っても佐助家をwikiで探してはいけない。見つからないから……実際はどんなことしたんだろう?と思わせるほどの違和感の無い物語です。どのような理由で仕えていようが、これは忠義者の家の物語。是非、他の方にも読んでもらいたいですね。
これらは魂が籠もってこそ意味が有り、繋がっていくもの。また男性中心の小説が多い中、数多の女性が登場し、重要な役割を果たす。これまでに無い視点での展開が堪能できた。名作です。
豊臣、ひいては天下の軍師である佐助吉興の生涯とその関係者たちの物語。武士は目に見える資産だけでなく、恩や恨み辛みも財産として後世に引き継いでいくことを重厚な文章で表現している。
主人公の一族はあくまで作者様が設定した架空の存在。なのに無理なく正史に溶け込みまるで実在したのかと錯覚させてくれる。しかし読み物としての面白さ、分かりやすさは残してくれている。ありきたりな転生…続きを読む
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