絶望の始まり
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
ガチ泣きしてその場にうずくまる駒井。
「ごめんんンンン……そんなになるとは思わなかった」
アマンダは、そんな駒井のまえにしゃがんで頭を撫でる。
「いいんだ、アマンダは悪くない。全て……あの……あのゴミが悪いんだ‼︎」
「ええー!?」
いきなり殺意を向けられたゴミは、無くなった両腕で自分を指差して驚く。
「ってあれぇぇぇぇ!?腕がなくなってるぅぅぅ!?」
そして腕がなくなってることに気づいてさらに驚く。
先程、アマンダが駒井の愛車を両断した時、ハンドルを握っていたゴミ1号の腕も一緒に切断していたのだ。
ブッシャァァァァァァ‼︎と、噴水みたいに血が噴出している。
「あははは‼︎腕がないぃぃぃぃぃぃぃたい痛いいたいイタイイタタタタタタタタあぁぁァァァァァァァァハハハハハ‼︎」
あまりの痛みに頭がおかしくなったゴミ1号。
ちなみにゴミ2号は戻ってくるついでにアマンダに首チョンパされてそこらに転がっている。
「とどめ刺すならいまだけど?やる?」
優しく駒井に問いかけるアマンダ。
そこでピクッと何かに反応する駒井。
バッと、勢いよく立ち上がる駒井。
突然の行動に頭に置かれていたアマンダの腕が離れられず、ゴキっと変な音を鳴らして上を向く。
「よし!!駒井さん復活ぅぅぅ!!!!もう大丈V‼︎マジ卍‼︎」
駒井もショックで頭がおかしくなっているようだ。
「……とりあえずシヌ?」
唯一冷静な、チェーンソーをブイブイ言わせている豚マスク赤レインコートの女の子。
アマンダは腕をゴキッとはめ直してチェーンソーを持つ手に力を入れる。
「シヌシヌ‼︎」
鼻息荒く、シヌを連呼する駒井。
「りょ」
スパーン‼︎
駒井の首がチョンされた。
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