第2話 第一フィールド[エッツェル]1

ゲームを攻略しはじめてから約2週間がたった。あれから俺はこの第一のフィールド[エッツェル]を探索し全ての情報を集めた敵のステータスやアイテムの入手場所、隠しスキル、だがひとつおかしなことに気づいた、そう、この世界には約5000万人のプレイヤーがいるはずなのにいまだに第一のフィールドすら攻略されていないのだ、まあ、こう言う時には彼を呼ぶしかないな、俺は左手に付いているウィンドウボタンに手を置き少し強く押す、すると目の前にホログラムが出てきてメニュー画面になる。そして俺はメッセージを入力してある知り合いに送る。その知り合いとは、通称[情報の悪魔]どんな情報でも即座に手に入れることからその異名が付けられた。そんな奴と俺は情報を売ったり買ったりしている。

数分後

[零] やっと来たか遅かったな。鬼鑼

[鬼鑼] 俺にも色々用事があるんだよ察しろ、で話ってなんだ?

[零] ああ、それはだな、ゲーム開始から約二週間経っているのにも関わらず第一のフィールドすら攻略出来てないのは、どう言う事なんだ?

[鬼鑼] その事か、どうやら最前線組が中ボスに苦戦してな、予想よりも結構遅くなってな、そこでタイムロスしたと思われる。

[零] なるほどな、それでいつぐらい第一フィールドを突破出来る予定なんだ?

[鬼鑼] 今週中には、フィールドボスを攻略すると思うぞ。それよりかなんでお前は参加しないんだ?お前の実力ならすぐに突破出来ると思うのに。

[零] 今はまだ、俺は必要ないと思うからなそれならその時間を使い、ビギナーを育てたいと思っている。

[鬼鑼] だからそんなに武器を持っているのか。それなら俺も手伝うぞ

[零] いや、鬼鑼は最前線組の情報を集めて来て欲しい。ただ、俺の名前を一切出すなよ?

[鬼鑼] わかった。

[零] それじゃあ明日から行動開始だな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

最強のゲームプレイヤー @renon200

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ