思わず一気に読んでしまえる作品

歴史を知っていればニヤリとするが知らずとも面白い作品である。
一度読み始めたら最後まで読んじゃったほどである。

ただ、歴史物で大体の作家が見落とす点がありますね。
当時の馬はチビすぎるのと、去勢技術、蹄鉄技術が無いので、馬車輸送には適さないという事実ですね。

産業革命を行うつもりならば日本全国の街道筋を馬車が通れるほどの幅と道にしないとダメでしょうね。作った物資を消費地に運ぶ手段が無いと意味がありませんからね。
まあ、海運をメインでしょうが、それだと内陸部の発展が遅れるので海から内陸部への物流ルートの整備もいずれは必要になりますね。

まあ、南蛮貿易がまだあるので、優秀な種馬、肌馬に蹄鉄、去勢技術といったのを欲しがったほうがいいでしょうね。
とにかく海外に進出するにしても強靭な軍馬が必要になりますからね。

あと、牛乳が庶民に伝わるほどあれば体格も当時の江戸時代よりも立派になるでしょうね。

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