正直途中から読むのがしんどくて、何度かやめようと思ったけど「これを読めば自分の病気と向き合えるかもしれない」と思って必死にしがみついて読みました。
結果、ちょっとは自分のことを好きになれたと思う。これはすごい進歩で、多分今の体調不良はポジティブな方に精神が転んだから、バランスをとれなくなってくらくらしているんだと思う。
自分語りはこのくらいにして。
統合失調症を抱えた方の手記です。自殺や精神病、自分の価値など、様々な概念や事象にかんするチップスがいっぱい。
もし、死にたいと考えているなら。
もし、誰かを自殺で亡くしたのなら。
精神を病んでいたら、あるいは病みそうなくらい追い詰められていたら。
白い腕が差し伸べられています。それは、あなたを助ける腕ではありません。言っておきますが誰もあなたを助けてはくれません。でも、諦めないでください。
その白い腕、よく見たら、見覚えありませんか?
多分ですが、あなたの腕です。この手記に辿り着いたあなたは必死にあなたを助けようと思っている。
掴まるか拒否するかは選んでいいです。どっちが正解かは誰にも分からない。もちろん、あなたにも。
読んで何かを得られたら。読んで何か変わったら。読んで何かを捨てられたら。
もしかしたら、もしかしたらだけど、ね。
鬱々としてると、つい、死にたい、だの、生きていたくない、だの、Googleの検索窓に入力しては代わり映えしない、何度も開いたページをみていました。
そんなことをしてもなにも進まないのに。しかし、それに安心している自分もいました。
そんな折、すこし趣向を変えて、検索窓に入力しました。たしか、自殺となにか、キーワードをいれた気がします。
そうして、検索結果が紫ではなく青いものを開き、そこから流れ着いてここにきました。
長い前置きでしたが、何がいいたかったかというと、筆者のかたの視点はわたしにとってオアシスのようなものでした。救われた!もう元気よ!となるような即効性がないのは、残念ながら私の躁鬱の症状のせいなのですが、、、笑
しかし、確実に私の頭は衝撃を受けました。
ネットの海で見つけたオアシスでした。
ああ、視野狭窄とはこの事かと、いままでの自分を思います。
真世さんと真世さんの文章に出会えたことを嬉しくおもいます。
ありがとうございます
レビューというより感想になりましたが、なんというか、人との出会いって面白いなとおもうばかりです。
今日はしんどくて寝れないかとおもっていましたが、真世さんの文章を読んだことで案外寝れるかもしれません。