橋本圭以様
「愛と結婚」の章を黙々と読ませていただいておったのですよ。
上流階級の結婚は家に縛られて不自由で可哀想だ……などと思いながら。そもそも結婚自体も性別に縛られてないか? つまり皆が皆、異性を好きとは限らないのではないか、と。そして、その疑問に答える回がついに来たキタ━(゚∀゚)━!
>花嫁は女装した少年
…………。
作者からの返信
同性しか好きになれない人は確実に存在したと思います。
当時は少年愛も嗜むけど異性愛者なのか、完全に同性愛者なのかの線引きが曖昧でしたが、マレスカルコは後者っぽい。それで女性との結婚を押しつけられたら迷惑ですよね。実際にそういう人は多数いたのではないかと想像します。
花嫁、女の子に見まがう美少年という設定です。
ええっ!? ラスト、それで大団円でいいんですか!?Σ( ゚Д゚)
と驚いてしまいました……(;´∀`)
作者からの返信
あらすじだけ読むと、それでいいの? と思いますよね。16世紀的なハッピーエンドといえるかもしれません。流され系受け身主人公なので、現代人が読むとカタルシス的に物足りないと思います。
今になってジェンダーの平等が世界的に叫ばれていますが、古くからイタリアでは前向きな動きが出ていたのですね。ジャンダーに対する認識と積極的な取り組みに遅れていたのは、日本だけなのかもしれないとも思えてきます。
このコメディ、映画化とかされてたら、観てみたいものです☆
作者からの返信
それが原因で差別されることは、確かに今の日本よりは当時のイタリアのほうが少なかったかも。現代だと親子関係にヒビが入ったりしますよね……
といってもオープンに語れたわけではなくて、取り離まりもあったんですが。
オペラならあるっぽいですよ! 映画、あれば見たいですが「禁断のテーマに挑んだ問題作!」みたいな宣伝をされそうですよね。
編集済
まぁ、なんていうハッピーエンドが用意されているんでしょう……
昔は日本は同性愛に寛容だったなどと言う発言がよくありますが、この現象と同じで、若いうちは同性愛にふけってもおかしくないみたいな風潮ができていたようですけど、子孫を残さなければいけないと言う重圧が男性にはかかっていたようです(私は同性愛者だったと言う徳川家光はとっても苦労したんじゃなかろうかと思います)。また女性の実態はわからないので、昔から日本の人が同性愛に寛容であったなどと言う話は、ちょっと私は信じられません。
おそらく昔から同性愛者とかはいたと思うんですけど、文化として認められながらも、実際のところを認めてもらえないと言うのは本当に辛かったんじゃなかろうかなぁと言うふうに思います😭
作者からの返信
突飛なハッピーエンドですが、ぜひお付き合い頂ければ(*´꒳`*)
そうなんですよね。フィレンツェなどでは文化として男性同性愛が根付いていましたが、自由に恋愛できるわけじゃありませんでした。
レズビアンの場合はよりおぞましいものと考えられていたみたいです。女性は男性より劣るんだから女が女に惚れるはずがない、とか男は思っていたらしくて。あほですね。
そんなわけで女性同性愛は存在しないと思われていたのか、記録はほとんど残っていません。
徳川家光にはそんな説があるんですね! 知りませんでした。
>文化として認められながらも、実際のところを認めてもらえない
仰る通りです。当事者は生きづらかったでしょうね。