橋本圭以様
「伝染病との戦い」の章、大変興味深く読ませていただきました。
どの章も興味は尽きないのですが、特に現代と照らし合わせて読むと、貧困層の衛生状態の悪さなど当時の悲惨さが浮き彫りになります。しかし、クリスト―ファノ・チェッフィーニさんらの働きや食料などの配給があったことは流石だと思いました。
チェッフィーニさんの『衛生の書』の中の
「人は、このような困難な任務において自分の行いを導く光明や経験もなく、疫病という天災をこうむった時に何が起こるかを人の命を犠牲にして学ぶ。」
という言葉。(メモしました) 胸に響きました。
この章も何度も読みたい内容でした。
たくさんの知識を惜しげもなく披露して下さり、誠にありがとうございました!
作者からの返信
ペストの章も読了いただき、ありがとうございました! 堅苦しい感じになってしまったので、興味をもっていただけてほっとしました。
チェッフィーニの言葉は私の胸にも響きました。実は以前にも1回読んだのですが、そのときは「ふーん」としか思わなかったんです。でもパンデミックを経験した今はすごく親近感を感じます。配給とか検疫も常に完璧に行われたわけではないと思いますが、がんばりましたよね。
チェッフィーニさん素敵でございます😭
ですね……聖職者って本当に危険な職業ですよね。臨終に立ち会わなきゃいけないし、いまでもカトリックなんかはいきなり当局の命令で弾丸飛び交う外国に飛ばされたりするそうですし🧐(知ってる神父様に南米のヤベー地域に飛ばされて何年かすごして戻ってきた方がいましたよ)
作者からの返信
そうそう、チェッフィーニさん素敵なんですよ! 歴史的には無名の人だと思いますが、多くの無名な人々の頑張りがあったからこそ疫病が終息したんだろうなと思いました。
危険な地域に……そうなんですね。勇敢な聖職者の方には頭が下がります。知人の方、無事に戻られたなら何よりでした(´;ω;`)
こんばんは。
死者110万人……全体のどれくらいなのだろうとWikipediaで調べてみたら、1600年頃のイタリアの全人口が1200万人で、1650年頃が1100万人とあったので、ちょうどこのペストの影響なのでしょうか。十人に一人が亡くなるというのは壮絶ですね……。
COVID-19の死者が現在までで、全世界でおよそ190万人、最も多いUSでもやはり貧困層がという話も聞きます。
当時の貧困層への食糧支援が行き届いていたのはすごいなあと思いました。
チェッフィーニさんの有能さと、彼を見出してそのポジションに採用することができるほどに政治が機能していたことにも。
何にしても聖職者や医療従事者の犠牲は、今も昔も変わらない、ということが胸に重いですね……。
作者からの返信
人口を調べて下さったんですか! ありがとうございます。仰る通りペストの死者が影響しているのかもしれないです。1630年のペストは北部から中部で主に流行したらしいので、都市によって偏りがあるかもしれません。ヴェネツィアでは1630年からの1年間で人口の30パーセントが命を落としたとか。
チェッフィーニさんはほんとに有能で、まさにこの危機のために就任したような人でした。
コロナでも貧富の差が浮き彫りになっているらしいですね。アメリカだったか、スーパーの買い出し代行で生活費を稼ぐ人々がいるという記事を見ました。190万人という数字は気が遠くなりそうです……
>人の命を犠牲にして学ぶ
なんとつらい学びでしょうか……。この重みをちゃんと受け止めなくてはと思います(><)
作者からの返信
当時はそもそも病気についての理解が誤っているので最初から負けが確定している戦いだったんですよね……
たいして有効な対策がないのは今も同じですね´ω`
コロナ禍の話かなと思っちゃうくらい、現代とほとんど何も変わらない人々の様子、とてもためになりました。面白かったです!
学者や医師の間ですら見解が分かれ、正しいことを言っても叩かれてしまう。最後に引用されたチェッフィーニさんの言葉が身に沁みます。(責任感があり数字に強いなんて、カッコ良すぎる……!)
科学的な見地が進んだ今でも、人間の本質は変わらないのだなあと感じました。
たくさん学ばせていただき、ありがとうございます!
作者からの返信
私もコロナのパンデミックで似たような光景を見たな~と思いながら書いておりました。面白かったとのお言葉をいただけて書いた甲斐がありました。
チェッフィーニさんかっこいいでしょう! 数字に強いというだけでイケメンな雰囲気を感じてしまいます。肖像画とかが残っていないらしいのが残念です(そこ?)
人間の本質は変わらないという、一番伝えたかったことを読み取って頂けて嬉しいです! こちらこそありがとうございます。