遊星迎撃隊(急:おまけ)
暗黒星雲
秒速の世界
作中に秒速500㎞という途方もない速度を出してます。
時速にすると1800000㎞ですね。
え~っと、180万㎞です。
想像がつきませんね。
マッハだといくらでしょうか?マッハ5289605.9244でした。
桁多くてわかんねえよ。
マッハ500万位?
想像がつきません。
作中でも紹介してますが、この速度でも月まで10分、火星(比較的近い時期)まで2~3日かかります。
さて、第一宇宙速度、第二宇宙速度、第三宇宙速度って聞いたことありますか?
第一が7.9㎞/sです。楕円軌道に入れる速度ですね。これ未満だと弾道飛行になり、地上に戻ります。
第二宇宙速度は地球の重力から脱出するのに必要な速度です。これは11.2㎞/s。
第三宇宙速度は太陽からの脱出速度。16.7㎞/sです。
スペースシャトルは第一宇宙速度、アポロ宇宙船は第二宇宙速度で飛行していたことになります。ボイジャーなど太陽系外へ飛んで行った探査機は第三宇宙速度ですね。
ジュールベルヌの月世界旅行は砲弾を打ち上げて月へ行く物語ですが、第二宇宙速度まで一気に加速すると大体2万G位らしいので人体はぺしゃんこになります。
アポロ宇宙船はロケットで徐々に加速しますので大丈夫。
作中ではレールガンとプラズマロケット、核融合ブースターとか適当に思いついた加速装置を使用しています。
レールガンは実験中ですが、既に米駆逐艦に搭載済み。実戦に使えるかどうか検証中だと思われます。通常の砲よりも初速が早くより遠距離まで砲弾を飛ばすことができます。目標値は重量15kgの砲弾を初速2.5km/sで発射するらしい。もう完成してるんじゃないかって思ってます。
まあ、重量15000トンのランスを100㎞/sで打ち出すとかどんなでっかいレールガンなんでしょうね。もちろんその加速Gはすさまじく(計算出来ねえ)人間どころか機械やコンピューターまでへしゃげてしまいそうですね。あはははは。
次、プラズマロケット。電気ロケットとも言います。惑星探査機などに利用されている技術。イオンエンジンと言われるタイプがよく利用されてます。あの有名なはやぶさ君に搭載されてました。コレの特徴は瞬発力に欠けるが低燃費で持続時間が長いこと。巨大質量の機体を短時間で加速させるには不向き?な感じですね(笑)
さて、核融合ブースターです。原理としては地上に核融合炉を建設するよりは簡単みたいですね。水爆ドカンじゃないですからご安心を。一応、作中では母船から十分離れてから作動します。
アニメ「プラネテス」ではタンデムツイン型の核融合エンジンで火星へ出発するって話がありましたね。俺の記憶ではタンデムツインと言えばカワサキのKR250なんだが……これがどうして核融合になってるのか理解に苦しむのです。プッ。
まあほぼ即興で書いたんであまり検証してません。
そういえば名探偵コナンの劇場版(何だったか忘れた)で、欄が拳銃を構えた相手に拳銃弾は初速が遅い。ライフルより怖くない。みたいなこと言ってました。セリフはうろ覚えです。
と言っても拳銃弾の初速は300m/sから400m/s。ライフルだと800m/sから1000m/sですから半分くらいで遅いのは事実。しかし、空手の達人だからって拳銃弾見切れるかつーの。まあ、銃口の向きと引き金を引くタイミングが見切れれば、弾の速度は関係ないと思いますけどね。
最近カクヨムで有名なMG08/15ではどうでしょう。発射速度300~450発/m、初速900m/sです。
では砲弾はどうでしょう。
護衛艦に搭載されている5インチ(127㎜)砲では808m/s。
戦艦大和の46㎝砲は780m/s。
大戦中の戦車砲は600~900m/s
現代の戦車砲の主流である120㎜滑降砲で徹甲弾(APFSDS:装弾筒付翼安定徹甲弾……ややこしい)使用すると1750m/sです。すげえ速い。
ちなみにICBMだと最大7㎞/s位(最終段階)らしい。
後は参考程度に、
音速:340.29m/s
光速:229792458m/s
です。
光速ってどうやって図るんだろうね?
あ、すいません。単なる雑談です。
[追加]
忘れてました。
私達に一番身近な秒速っていうのは「風速」です。
ニュースなんかで言ってる「台風○○号の最大瞬間風速○○m」の単位がm/sで秒速ですね。
遊星迎撃隊(急:おまけ) 暗黒星雲 @darknebula
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