表現する側とそれを受け取る側の、認識や気持ちの食い違い。そしてそれを利用せんとする人たち。ノイジー・マイノリティの存在。
「嫌なら見るな、近寄るな」では解決しないでしょうし、かと言って全部言いなりになるのも……難しい問題です。
とある少女との邂逅、どんな物語になるのか楽しみです。
作者からの返信
確かに規制されてもしょうがないなと思う表現もある一方で、そんなに問題無さそうな表現なのに一部の団体が公序良俗や子供の教育影響などの言葉を盾にして変更を強制するパターンもあります。
発信する側が実害を与えたわけでもないのに、受け取り手の感性からすると不快であるという理由で攻撃をする。情報化が進んで、ネット上で個人の考えが主張できるようになった現代ではさらにこういう問題が多くなっていると思います。
今回のお話はそういう問題をはらんでいるお話です。
感想失礼します。
二章の始めまで読ませて頂きました。
全体的に完成度の高い文章表現で、するする読めました。純粋に面白かったです。
少し冴えない主人公と口が回る友人、ミステリアスな雰囲気のヒロインと、各キャラクターの個性が立っていて良いですね。個人的に結構好きです。
活動頑張って下さい。
作者からの返信
菱川さん
どうも初めまして。
コメントありがとうございます。
とても嬉しいお言葉です。
弱さを抱える主人公がそれでも頑張る物語を書きたいと思って綴ったお話です。
お付き合いいただけたら嬉しく思います。
菱川さんのご健筆もお祈り申し上げます。
それではまた。
あまり日本では馴染みがありませんが、人種問題のクレームは利権が絡みますからね……。
有名なところだとハリウッド映画は必ず黒人が印象の良い役を貰う、というのがありました。主役でない場合は主役の親友、キーパーソン、重要な決断をする役、そして悲劇の敵役……。
そうしないと利権団体が騒ぎを起こし黒人達を煽動するそうです。
記憶に新しいのはアカデミー主演賞の黒人不在。あれが意図されているものかは判りませんが、賞を取れないので差別!というのは微妙な気がしています。
と本編とは無関係な話、失礼しました。
作者からの返信
逆差別という物なんでしょうね。
「金槌を持っている人間にはすべてが釘に見える」といいますが、人種問題を意識している人間には何でも差別に見えるし、過激なフェミニストにはちょっとした表現が女性を性的に消費しているように見えるという。
まあ、本来は問題がないことなのに自分たちの価値観を当てはめて過剰に騒ぎ立てる人がいるということなんでしょうか。
今回のエピソードもそう言う一面をはらんでいます。
この表現の問題については、いつも考えなければならない、というか考えざるを得ない問題ですね……。
作品を作る時もそうなんですが、生活するうえでも考えます。
私がテレビを見ていて嫌だなあと思うものは、柔軟剤のCMだったりします。柔軟剤の匂い死ぬほどしんどいよぉやめてくれぇっていつも思ったりします……。でもその匂いが好きな人は傷つくかなあと思っていつも言えなかったりします。
作者からの返信
ある有名な漫画家さんも「人を傷つけて笑いを取るような表現はいけない」としていました。
しかし全くそのつもりがなくても「この表現は一部の人を侮辱している」とクレームをつける人もいるんですよね。
「自分にとっては嫌なものだけど言いづらい」というのは私も心当たりがあるのでわかります。
何かを表現する時に「これは誰かの気持ちを傷つけるかも」と考え始めるときりがないですが、明らかな誹謗中傷も良くないですし線引きが難しいですよね。
デリケートなテーマですね。
昔からこういった問題はあったかと思いますが、ネットが普及した昨今だとさらに声の大きい方々の主張はすぐに広がってしまう傾向にありますね。
クリエイティブな仕事をされている方々は特にやり辛くなってしまっていると感じています。
このテーマが今作にどのような影響を及ぼしていくのか、楽しみながら拝読させていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
フィクションの中の暴力表現や性表現は現実で起きる犯罪と直接因果関係はないはずなのに「想起させる」「影響を与えるかもしれない」と非難される。具体的な線引きがないだけに難しい話です。
でもこれと似たようなことは個人間でも起こっていて、ちょっとした行き違いで嫌われてしまうと「あいつは嫌いだ」という印象が定着してしまって、謝ってもそもそも誤解だとわかっても敬遠されてしまう。
これも因果関係を無視して発生したヘイトです。
今回はこういう問題の犠牲者になった場合をテーマにしたお話です。
楽しんでもらえたら嬉しく思います。