神の熾火のバーレイグ~終わるセカイと練想術士~

作者 嘉月青史

38

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★★★ Excellent!!!

暴虐なまでに人を蹂躙する魔物。
その魔物に死力を尽くして抗う人。

数々の軋轢を抱えながらも平穏な人の生を過ごす人々に、魔王の出現と魔物たちの決起が告げられる。
それは彼らにとって数々の終焉をもたらす始まりの音であった――。

心理的に複雑に絡み合い、それでも生きることを、守ることを諦めない人間たちが大変魅力的です。
同時にこの作品は人だけの物語ではありません。
人間同士に埋まらない溝があるように、敵対者となる魔物たちの中でも様々な心情が渦巻く物語です。

魔物を含めた彼らが最終的にどんな物語を描くに至るのか、世界の終末から目が離せない一作です。

★★★ Excellent!!!

ライトなファンタジーは楽しい!
軽いノリは心が安らぐ!
しかし人間はときに、カロリーが高いものをがっつり食べたくなる。

そう、そんなときにこの作品だ。

ダークファンタジーの重量感。
ライトノベルの軽快な筆運び。
なによりも熱いストーリーと、白眉の戦闘シーン。

詳しくはネタバレになるのでかけないが、この文量が織りなす物語は壮大である。
あなたも熱量に満ちた戦闘シーンに酔いしれてはいかが?

★★★ Excellent!!!


ヒトVS魔物

わかりやすい構図です。

貧弱なヒトは何をしても裏目に出ます・・・・・・
ヒト弱い。
守る職業軍人。守られる市民。
破れて食べられるヒト。

おそらく作者はヒト種のキャラクターが大嫌いなのかもしれません(推測ですが)。

ヒト種を絶望という崖にドロップキック。
それほどの絶望に満ちたストーリーです。

悲哀の中に涙を流すキャラクターがいます。
絶望のままに死んだキャラクターもいます。
無念を残したままもてあそばれます。

魔物は世界の支配者になれるのか!
ヒトはその座を守れるのか!

読みの角度を変えてみると、新たな楽しさが産まれる作品。
そのようにも感じています。

更新を楽しみにしています。