図書館と二回目の本

 昨日、家族が図書館から借りた本を返し忘れたと言っていた。しかも借りるのが二回目の本だった。小説を読むのが苦手で図書館を殆ど利用しない自分からしてはよく分からない感覚である。続きが気になるから借りるというのは分かるが、まだ読んでもいないのにまた借りるのか、と思ってしまった。

 家族は小説を読むのが好きだ。好きな作家さんのシリーズを買って家族内で何度も読んでいるのを見ている。でも自分は小説を読むのが苦手で、文字の羅列を見るだけで読むのが億劫になってしまう。小説を読むと漢字に強くなるし文章力もつくし集中力もつく。利点だらけだ、というのは聞いたことがある。しかしそれを分かっていて頑張って読もうとしても、なかなか難しい。知らない単語や漢字が出てきた時に読めなくて、そこで読む気が失せてしまう。良くない癖だと自分でも思う。まあそんな自分がこんなに漢字を使ってるのは不思議ではあるが、文明の力のおかげだろう。もっと発達して、自分が考えてる事が絵や文章になるシステムを作ってくれたらどんなに楽だろう。そういう類でお仕事している人は困ってしまうだろうが、病気で意思疎通が難しい人達はとても助かるのではないだろうか。でも、人が考えている事が殆ど分かってしまうのは恐ろしいし不具合も出てくるだろう。そんなシステムが出来るかもしれない可能性が出てくるのはまだまだ先の話だとは思うが、そう考えてしまうあたり自分の欲というものは凄いものだと思い知らされた。

 色々考えていたら少し眠くなった。大分脱線してしまったように思うが、やはり自分は難しいのは苦手なようだ。でも少しだけ本に興味が湧いた。家族が二回目に借りたあの本のおかげだろうか。次の休みにでも読むのを諦めて奥に仕舞っている本を読んでみよう。ちゃんと読めたかどうかは、また今度。

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同じじゃない日 レクル @reculu

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