概要
語り部のいない――人知れず紡がれる物語
世界中を旅していた少年は、暴漢に襲われたとある少女と出会う。
己の信条から少女を助けた少年であったが、街へ向かう道中で少女の正体に気が付く。
それは過去に壊滅した種族。
今なお迫害され、奴隷のような扱いを受ける唯一の存在――吸血鬼。
世界を嫌い、幾多の苦難に抗う少年。
世界に嫌われ、数多の困難に見舞われる少女。
彼らが共に出会うとき、運命の歯車はようやく動き出す。
これは二人の少年少女が紡ぐ、誰からも語られることのない存在しない物語。
己の信条から少女を助けた少年であったが、街へ向かう道中で少女の正体に気が付く。
それは過去に壊滅した種族。
今なお迫害され、奴隷のような扱いを受ける唯一の存在――吸血鬼。
世界を嫌い、幾多の苦難に抗う少年。
世界に嫌われ、数多の困難に見舞われる少女。
彼らが共に出会うとき、運命の歯車はようやく動き出す。
これは二人の少年少女が紡ぐ、誰からも語られることのない存在しない物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!迫害される吸血鬼の少女と、それを守りながら旅する男の正当派ファンタジー
この物語の世界では、いくつかの種族が存在しているが。その全ての種族の仲が良くない。というか、戦争をしていた同士なのだ。
その中でも、格別に迫害されている種族、吸血鬼。
存在しているだけで、責め苦を負わされる定めにある。
そんな吸血鬼の少女を、主人公の男が拾ったところから物語は動きだす。
個人的にとても気にいっているのは、主人公と吸血鬼の少女の関係性である。
少しひねた性格をした主人公と、酷い扱いを受けた経験から他人を信じられない少女。
二人の徐々に縮まっていく距離感が、もどかしくも暖かい。
そういった心理的描写と、巧みな戦闘描写が合わさってこの作品の魅力となっている。
また、銃など…続きを読む