ラノベ紹介(2018年8月)

　こちら昔読んだことがあったのですが、ほとんど内容が思い出せなかったため再読。

　2003年にアニメ化され、2017年にも再アニメ化されています。

　第六回電撃ゲーム小説大賞の最終候補作でしたが、その後文庫本化され、シリーズ累計で820万部を超える電撃文庫の大ヒットシリーズのひとつとなりました。

　新しい表紙のものを買ったのですが、昔の表紙絵とイラストがかなり変わっててびっくり。

　イラストレーターの黒星紅白さんはサモンナイトだとかFGOのアビゲイルや葛飾北斎の絵を描いている方ですが、可愛らしい絵柄でいいですよね～

◆タイトル『キノの旅-The beautiful world-』

◆作者　時雨沢恵一

◆イラスト　黒星紅白

◆レーベル　電撃文庫

◆発売日　2000/07/01

◆感想

『世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい』――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。

　主人公のキノが旅をしながら色々な国をめぐる話で、短編連作になっています。

　皮肉なオチや社会問題や人のあり方を風刺した哲学的な話が多いのが特徴で、救いのない話も多いです。

　ダークなテイストなのですが、どこかおとぎ話的で淡々とした雰囲気が好きです。キノとエルメスのコンビも微笑ましく、のめりこんでしまいます。

　今のラノベにはあまり無い静かで思索的な作品なので、昨今のラノベが苦手な方にもぜひ読んで欲しいです。

◇天涯孤独の女の子が出会ったのは一台のスーパーカブ

『スーパーカブ』

◇ゼロ年代を代表するラノベ

『ブギーポップは笑わない』

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい