28.賭博師は祈らない 感想
第23回電撃小説大賞で金賞を受賞した作品です。こちらもラノベ好き(ラノベ読み?)Vtuberらのちゃんのオススメ。
ちなみにこの時の電撃大賞の受賞作は以下の通り
◆第23回 電撃大賞 入選作品【応募総数:5,803作品】
◇大賞『86―エイティシックス―』『君は月夜に光り輝く』
◇金賞『賭博師は祈らない』
◇メディアワークス文庫賞『キネマ探偵カレイドミステリー』
◇銀賞『キラプリおじさんと幼女先輩』『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』
◇選考委員奨励賞『オリンポスの郵便ポスト』『ひきこもりの弟だった』
……なんか24回より聞いたことのある作品が多いですね! もしかして23回は豊作?
というか調べてて気づいたんですが『賭博師は祈らない』の作者さん21歳で受賞なんですね……てことはまだ22か23くらい!?
ひょえ~!! 若い!!
◆タイトル『賭博師は祈らない』
◆作者 周藤蓮
◆イラスト ニリツ
◆レーベル 電撃文庫
◆発売日 2017/03/10
◆感想
十八世紀末、ロンドン。賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルスが、仕方なく購入させられた商品、それは、奴隷の少女リーラだった。
心に傷を負ったリーラと、孤独な賭博師の生活が始まるが、ある日リーラが連れ去られ、ラザルスは一世一代の大博打を打つ。
舞台が十八世紀ロンドンで、主人公の職業が賭博師という変わった設定が目を引く作品で新しさを感じます。
恐らく作者さんがこの時代のことをよく調べたのだろうという描写がいくつも出てきて、知らない時代、知らない街なのに頭の中にありありとラザルスたちが生きている様子が浮かびます。
心に傷を負った奴隷の少女リーラが段々とラザルスに心を開いていくのも微笑ましいですね。
奴隷少女が年上の男に拾われて一緒に生活すること自体はありがちな設定なのかもしれませんが、何て言うかこういうのに弱いです。すごく好き。
リーラを連れ戻すため賭博の勝負に挑む展開も熱い! 手に汗握る展開。電撃大賞金賞も納得の作品です!
◇『やがて恋するヴィヴィ・レイン』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886084301
◇『ワールド・エンド・エコノミカ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886176496
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