転生怠惰悪魔君の就寝

風来猫 七昼

第1話 転生悪魔君は夢を見たい


 俺の名前は握野あくの 兼魔けんまという。

 取り柄というものは無く、只怠けることだけが生きがいのしがない学生だ。


 たまに親しい友から名前を略され悪魔と呼ばれることが多々あるが、それ以外はただの学生でしかない。


 それがまぁ、何故こんなに何も無い空間にいるのかよく分からない。

 さっきは教室の中にいて、寝ていたはずだ。


 だとするとここは夢の中なのか?


『くくく...一応はそうであるな。』


 そうなんだ。なら寝ないとな。


『しばし待て、眠るでない。

状況を説明しよう。お主は死んだ、理由は秘匿するがの。』


 声の主がそういうと同時に俺のいくら寝ようとも取れなかった眠気が完全に取れた。

 

「へぇ、今のはどうやってやるんだ?」

『教えるわけにはいかんの。

ひとまずお主は死に、我々の都合により異世界に転生してもらう。但し悪魔として。』

「まぁ、めんどくさいしそういうことにして早く寝させてくれるかな?眠気が無くてもとても眠りたい気分なんだ」

『そうじゃの。では向こうに着けばステータスと唱えてみよ。さらばじゃ...』


 そうして俺の視界はブラックアウトした。






 さて、あけた視界に移るのは廃墟と野ざらしにされたベッドである。

 これは...


 「寝るしか、無い!」


 こうしてステータスを確認することもせず眠りについたのであった。

 因みに廃墟の癖に寝心地はかなり良かった。





.........おはよう


「どれくらい寝てたのかな...」


 よくわからないけど誰かにステータスを見ろとか言われてたと思うからみてみるか


「ステータス」


―――――


名前:アクマ(握野 兼魔)

種族:悪魔

職業:怠惰の悪魔Lv.23

STR:1536

VIT:5432

AGI:1362

MG:4830

DEX:584

LUK:398


スキル

怠惰Lv.23

召喚魔法Lv.―

停滞Lv.―

進化Lv.―


称号

大罪悪魔

怠惰の象徴

――――――


 どうやら俺は悪魔になってしまったらしい。




――――――――――

作者の一言、

こういう作品が書いてみたかっただけですのであんま気にしないでください。

基本的にご都合主義です。

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