その他

Q 二人称の詳細は?

 年下、年上に関わらず、名前にくん付け、ちゃん付けである。もし呼び方を指定すれば、指定された通りに呼ぶ。


Q 趣味の家事って?

 料理が一番好き。自分のためではなく、誰かのために、主に拐った子供たちのために作るのが楽しい。

 決して上手くはないうえ要領も悪いが、喜んでくれている姿が見たいようで、時間がある時は大抵、何をどんな風に作ろうかと考えている。

 船に乗ってからは料理の機会が減ったものの、仲間たちに食べてもらいたいと思っている。

 ちなみに得意料理はないが、調理過程が簡単なものや、材料を潰す過程があるものは作りやすいという。

 掃除や洗濯なども頼むと快く、そして嬉しそうに引き受けてくれる。


Q 船の自室の様子は?

 部屋は子供っぽいものが多く、古びた積み木や絵本、クレヨン、ぬいぐるみなんかが散らばっている。

 その他にも、かなり使われた形跡のある子供用のグローブと軟式球が1セットだけぽつんと置かれていたりする。

 唯一整頓されている場所は、部屋の隅にある小さな飴色の棚のみ。

 上段には4冊ほど黄ばんだ大学ノートが入っており、3冊は料理のレシピメモになっている。1冊は拐った子供たちからのプレゼントであり、中は子供らしいイラストやメッセージが書かれている。

 そして下段には救急箱とバットやおもちゃの手入れ道具が入った箱、そして「Album」と表紙に書かれた白い鍵付きの本が詰められている。


Q 着替えは?

 服はサスペンダーと赤い服が多いが、ジーンズや他の色のモノもちゃんも持っている。靴は履いているブーツ一足だけのようだ。


Q 所持品は?

 基本的にウエストポーチの中に入れて持ち歩く。ウエストポーチは長年使用しているのか、うさぎやチューリップなど幼いワッペンがたくさん貼られている。

 中は動物のイラストが描かれた金を入れるためのポーチと、綿が分裂してくたくたになった犬のぬいぐるみ。そして絆創膏と飴とクッキーがいくつか入っている。

 飴とクッキーは子供たちと仲良くなりたい時に渡したりしている。甘党であるため自分で食べているところもしばしば見かける。

 釘バットだけは背負っているバットケースに入っている。


Q 子供については?

 子供は中学三年生以下までが対象。高校一年生以上になると大人として対応するようになる。

 子供には甘く、世話をしたくなるが、大人には逆に甘えたくなるようだ。

 羽葉自体が子供っぽく、辛いモノや苦いモノは苦手で甘いモノが大好き。ハンバーグやナポリタンなど子供が好きそうな食べ物を好む傾向もある。


Q 一緒に暮らしていた中学生たちって?

 周りから愛されていた4人の少年少女のことである。全員羽葉に誘拐された子供であり、中には小学生時代に拐われてきた子供もいる。

 中学生といっても年齢だけで、羽葉に拐われてからは学校どころか人目のつく場所には行っていない。

 最初こそは羽葉を怖がり、逃げ出そうとしていた。が、周りから受けていた愛よりも強い羽葉の愛を受け、まるで洗脳されてしまったかのように、離れることができなくなってしまった。


Q 乗船前に住んでいたところはどんな場所?

 山奥の廃村の、一番丈夫で大きな家に住んでいた。子供たちと山を散歩したり、畑を作ったり、動物を世話したりして過ごしていたという。

 水道やガスや電気は通っていなかったが、井戸水やカセットコンロ、ランタンなど代用品で賄っていた。


Q お金や食糧はどうしていたの?

 必要なものは全て強盗や空き巣をして手に入れていた。子供たちはそのことを知らない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【設定資料】稚立 羽葉 すぴか @Supi_ca

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る