うるせえ!鬱なんだよ!殺すぞ!
@akutsutoru
第1話
僕は今年大学入学するために上京し、一人暮らしを始める。
弟のリョウは僕が出て行くのを喜んでいる。彼の部屋が二倍の広さになるからだ。
僕は引っ越す前に断捨離をしなければいけない。明日までに要らないものを全て捨てなければいけないのだ。
それなのに、このノートを見つけてしまったから、僕の片付けは中断し、ベッドから動けなくなってしまった。
このノートを鴇さんと書いたのはそう、今から三年前の夏、周りが高校受験に焦り始めた中三の夏休みだった。
ノートを見つけた時に懐かしみつつ、あの頃の薄れた記憶を思い出そうとするが断片的にしか浮かばなかったので僕はやれやれと思いながらノートを開いた。
「うるせえ!鬱なんだよ!殺すぞ!」
と書いてあるそのノートを。
うるせえ!鬱なんだよ!殺すぞ! @akutsutoru
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