もしも「花」ならば

もしも私が「花」ならば、

大きな花を咲かすだろう。


もしも私が「花」ならば、

お店の前に飾られて、

皆が笑顔になるだろ。


もしも私が「花」ならば、

君も笑顔になれるかな。


もしも私が「花」ならば、

花を咲かすことはないだろう。


もしも私が「花」ならば、

誰にも気づいてもらえずに、

踏んず蹴られて枯れるだろう。


もしも私が「花」ならば、

涙も拭いてあげられない。


もしも私が「花」ならば、

人間ならばと思うだろう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

もしも〇〇ならば、 大塚 勝裕 @katakata73

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ