月夜を漂うくらげのように

人は生身でモーンガータの上を歩けない。
しかし言葉の上でなら、夢の中でなら、魂の形でなら、歩くことができる。
あるいは月夜に浮かんでくらげのように漂うことができる。
魂の重さを備えた言葉が、ふわりと心を刺激する。