第2話
私はタマゴサンドイッチが好きだ。
美味しい実に美味しい。
仕事前には必ずたべている。
まぁ、だから何という話だけどね。
「護衛か」
今日は緊急で入った現金輸送車の護衛の仕事。
今日は非番の人とか所長とか上司とかもいる。
スーツ姿の人達が3人ほどいる。
「誰だろう、あの人達」
そんな事言ってると護衛の詳細の紙が渡された。
私は護衛者の前方右の車の助手席に乗る。
「よろしくお願いします」
一緒に乗る人は全員知らない人だ。
すると運転席に先ほどのスーツ姿1人が入ってきた。
「天塚です。よろしくね」
スーツ姿の人がニコっと笑って握手を求めてきた。
「さ、沢井です。よろしくお願いします」
慌てて言葉を返して握手をする。
すると後ろに乗ってる人たちの1人が
「天塚さん、あまり…」
と言った。
すると天塚さんは
「ああ、すまないね」
私にはよく分からなかった。
ともかく護衛が始まった。
妙に厳重すぎるなぁと思いながら私は前を見る。
市民はなんだなんだとこちらを見つめる。
しっかしこの空気の重さはなんなんだ
車に四人乗ってはや30分が過ぎたか
一言も喋らない
能天気の私でも流石に重っ苦しい
「な、なんか現金輸送にしては厳重ですよね、、、」
思い切って話を振ってみた
暫くの間があった
すると後ろの方から
「沢井と言ったか?あまり無駄な話はやめておけ。仕事に集中しなさい」
と言われた。
「は、はい。すみません…」
感じわっる
そんな事を思っていると
「狩屋君、そんな冷たく言わなくてもいいじゃないか」
と天塚さんが笑いながら言った。
この人達は何なんだろ
そんな事を思っていると護衛先まで到着した。
あー、終わったぁ
と安堵の表情を浮かべているといきなり天塚さんと狩屋さんともう1人が走り出した。
「え?どうしたんですか?」
そんな言葉を背に護衛車の方に走っていった。
なんなんだよ
と思っていると突如爆発音がした。
状況が整理できてない。
すると天塚さんが銃を乱射してるのが見えた。
「え?ええぇ?」
思わず目を疑った。
なんで銃を?
思わず駆け寄ると護衛車のドアが爆発した。
「え、ええ?」
何も理解出来てない。
護衛車の中のもの見えた。
現金なんて入ってない。
もう状況がわからない。
すると天塚さんが
「逃げるんだ!早く!」
と狩屋さんと一緒に駆け寄ってきた瞬間後ろから物凄い明るい光が。
びっくりして後ろを振り向くと私は光に包まれ意識を失った。
目を開けると晴天が見えた。
周りには何も無い。
見渡す限り砂地。
ここは砂漠か?
「は?」
思わず声を出した。
何も無い。砂が飛び交う土地。
枯れた草が空へ飛んでいく。
「なに…ここは…」
制服に砂漠。
暑さも忘れるほどの衝撃。
ここは…
砂の惑星…
砂の惑星 Rey @R_E_Y
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