学校は楽しいですか?
水ト 御茶
第1話 みんなにバカにされたよ
5月下旬、部活が終わり電車に乗って帰っていると隣のJKの3人組が言った。
「オタクってキモいよねwww」
「やっぱりオタクを馬鹿にするやつは俺のこの運命に与えられし力を発動させるしか…」
胸の中にドス黒い感情と決意そして、全身から溢れ出る魔力をこの手に…
「流石に気持ち悪いわよ。
同じ文芸部に所属している女子(かわいい&怖い)の湊
ちょっと咲良ちゃん怖いよぉ。。
オタクとは日本の文化の象徴であり、この世の中を守っている正義の味方であるのさ★
それを馬鹿にしたら痛い目みるぜっ!
「それは言い過ぎだよ、咲良ちゃん…」
俺の幼馴染の花室
奈緒とは幼稚園からの付き合いで家も近所なので、お互いのことをよく知っている。
「ありがとう~俺の味方は奈緒だけだ~(泣)」
「えへへ、そんなことないよー」
えっ?味方じゃなかったの?それとも照れてるの?怖いから聞かないでおこう…
「確かに総司はちょっとオタクっぽいところもあるけど他にもいいとこいっぱいある…かな?」
え、無いの…
「そうね、希代くんは確かにキモオタ以外に良いところなんてないわよね」
なんか嘲笑うような目はやめてください。
「花室さんは総司くんの良いところ見つけられる?」
「もちろん!総司にだってね良いところは…ごめんなさい…」
「あれ?謝られた?」
「俺にだっていいところは沢山あるんだぞ!」
よし言ってやったぞ。
「例えば?」
湊が聞いてきた。必死に考える、考える、考える…
「あれ?俺良いとこなくね?」
自分の良いところ1個も無いことに今気付けた。ありがとう湊さん、奈緒さん(ガクッ)
「俺は高校に入ったら、部活には入らないと決めていた。中学で経験した部活は正直辛かったから。努力は結局報われない。それは身に染みるほど中学で味わった。だから高校は勉強はほどほどにアニメやゲームに囲まれた有意義な生活をしようとしてた。
何故そんな俺が文芸部に入り、楽しい?学園生活を満喫?しているかを思い出してみよう。
時は満ちた。混沌の大地と深淵の憎悪に埋め尽くされた運命の話。今語ろう、
これは宇宙を紡ぐ壮大な話となるのだ…」
「さっきから何言ってるの?」
湊に、奈緒そしてさっきのJKに、そして知らないおっさんまで俺の方を冷たい目で見ていた…
やばっ、声出てた。てへぺろ(´>ω∂`)
あとで恥ずかしくてベットの中で悶え苦しみました。
学校は楽しいですか? 水ト 御茶 @rurrrrry
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