後編

功と黒木は日曜日の朝5時半に隣町の山に集まった。その日の天気は霧が深かった。

「天気大丈夫かな…??」

黒木は天気のことを心配している。

「そんなことより早く登ろうぜー」

功は早く謎の者を見たくうずうずしていた。

「分かったよ…登ろう」

黒木はため息をこぼしながらも歩く

山に登ること15分後功はがまんできなくなり途中黒木を置いて全力で走った。

「あっ!」

黒木は功が走るのを分かり追いかける。

しかし黒木は功を見失ってしまう功は息を切らし、ついには迷ってしまう。

「どうしよう…迷ってしまった…!!」

功はうろうろし辺りを見渡す。すると功の目の前に死神の列を見た。

「……………!!」

功は口を開けその場から動かなかった

(こ………殺される……!!)

功は両目をつぶる。すると見えない状態で死神の手を握られ忠告を心の中で言われる。

(人間よここから離れろ騒がなければ何もしない。そしてこの事を忘れろ)

気がつくと功は登山道入口にいた。

「……あれ?俺……??」

目を開けると正面に黒木の顔が見えた。

「お前大丈夫か?足をくじいて下へ落ちたんだぞ」

「えぇ?」

功は足をみる。しかし足は何ともなかった。

「何ともないぞ」

「そっか、これからどうする?朝日が登ったぞ。」

2人は朝日を見て山に登ることを諦めその場を後にした。功は死神の列の事は言わなかった。理由は友達を失いたくなかったからだ…。


終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

死列 @23478

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ