大切な人を想い前へ

 恵まれない境遇に立つ主人公。そんな中でも大切な母親のために努力を怠らなかった。
 しかしそれは突然起こる。異世界転生、大切な母親を置いて、初めて守りたいと思えた人を目の前に、主人公は別世界へ転生することとなる。
 元の世界での地位が反映された結果、奴隷の少年に人格が上書きされた主人公。一刻も早く奴隷からの脱出を謀る……全ては大切な人達のために……

 ずっしりと来る作品ですが、次へ次へと促されるような作品でした。主人公の境遇や想い、それらがしっかりと感じられます。

 大切な人を想いながら読めば、より深く読めるかもしれませんね

このレビューの作品

底辺奴隷の逆襲譚