第29話 エピローグ(5)
決闘が行われる闘技場は、噂を聞きつけた生徒でいっぱいになっていた。
さすが娯楽の少ない学校だ。
周りは三段の観客席が並び、それがぐるりと円形に戦う者達を取り巻いている。
――ふん。
ここで戦うのも初めてじゃない。
上に並んでいる観客席の一番手前で、アーシャルがコーギーとラハルトと一緒に、心配そうに俺を見つめているのに気がつく。
安心しろよ。
お前の剣を持った俺が遅れをとると思っているのか?
無言でそう笑いかけると、ますますアーシャルの顔が心配そうになった。
――うーん。あの心配性もなんとかしないとな?
なんか俺が行方不明になっていたせいで、昔よりも拍車がかかっている気がするぞ?
大丈夫と、笑って、横のラハルトとコーギーに片目を瞑って、アーシャルに親指を向けると、心得たというように頷いている。
俺の言いたいことが伝わったのだろう。ラハルトが、安心させるようにアーシャルを振り返った。
「大丈夫。君、リトムの弟だって? 君の兄さんは強いんだから、決闘ぐらいで負けるはずがない」
「そうそう。どんなに陰険で姑息な手段を使っても勝つから。だから、不調になって長いのに、貴族の子弟たちが闇討ちにできず手こずっていたんだから」
――おいコーギー。安心させるはすが、更に驚かせてどうする?
「そうだとも。何しろリトムは常に十倍返しだ。少しでも意地悪をしたその日のうちに、足腰がたたなくなるくらいの報復を受けるから、多少の不調ぐらいでは、相手も常日頃の恨みを晴らしていいのか迷ってしまう」
――なあ、お前たち。俺の親友だよなあ?
「だから安心したまえ! きっと今回も陰険姑息な手段できっと切り抜けるから!」
「あいつの貴族を足蹴にする姿は、町民寮の後輩たちの将来なりたい姿トップだ! 心配する必要などどこにもない」
「おい、お前ら! 終わったら一度話がある!」
「いいとも! 教科書を持って訪ねて行こう!」
「あ、喧嘩するつもりなら、腹をたてないように夜食お前もちな! それでもいいのならいつでも受けるぜ!」
――くそっ! 相変わらず隙がない!
だけど、ちょっとだけアーシャルの顔の青さがとれた。
それにほっとする。よかった。また俺がいなくなるかもと、あんな泣き顔はさせたくない。迷宮で見た絶叫に近い――絶望とも言える泣き顔を。
「安心しろよ?」
口を上げて見つめる俺に、ふわりと笑っている。
――ああ。こんな笑顔をさせられるのなら、友達も悪くないな。
かなり悪友に近い親友達だが。
アーシャルの顔が緩んだのを確認して、俺は上着を脱ぎ捨てると、闘技場の真ん中へと進み出た。
向こうからは、やはりサリフォンが白に近い金髪を太陽に光らせながら歩いてくる。
「ふん、逃げてもよかったのに――」
「誰が!」
嘲るように笑ってくる顔をきつく睨み返した。
俺達の横には、基礎剣術を教えているティーラー先生がいる。
――絶対に負けられない!
必ず勝って、その上でこいつに母さんの昔を口外しないようにさせないと!
俺を馬鹿にしている緑の瞳をじっと見返しながら、俺は腰の剣に手を伸ばした。
大丈夫だ。俺がアーシャルの剣を手に持って負けるはずがない。心でそう呟いて、渦巻く怒りを落ち着けようとする。
互いに剣を手に持った俺たちの側にティーラー先生が近寄ると、片手を上げて、観客にも伝わるように大きな声を張り上げた。
「では、課題クリアでの互いの主張がわかれたため、リトム・ガゼットとサリフォン・グリフィン・パブルックとの決闘を行う! 今回、両者武器は剣のみ! 盾の使用は認めない!」
それに俺の剣が鞘から抜かれて、傾きかけた太陽の光に眩しく輝く。
「両者了承したか?」
決闘の確認だ。これに頷いて、初めて決闘が正式な効力を持つようになる。
「了承だ!」
叫ぶサリフォンに負けないように俺も返す。
「了承した!」
「では、始め!」
言葉が放たれた瞬間、俺は地面を蹴っていた。剣を構えたまま走り、向こうから走ってくるサリフォンと剣を組み交す。
がきんと鈍い音が響くのと一緒に、刃が十字に太陽に輝く。
刀身が噛み合った瞬間、すぐに互いに引いて、素早く打ち込み始める。けれども、腕は互角だ。隙がまったくない。
「くっ!」
相手が俺の胸めがけて、剣を突き刺そうとしてくるのを剣で払う。けれど返す刃で、サリフォンは俺の首を狙ってきた。
――本気だな。
殺してもかまわない意図が、剣の筋に丸見えだ。
――そこまで恨まれる覚えは――いくらでもあるか?
剣を上からたてて、俺の首へのサリフォンの一撃を払うと、うんそうだったと小さく頷く。
――だけど、素直に殺されてやる趣味はない!
そう思うと、受け止めた反動で少しだけ浮いたサリフォンの剣を、更に俺の刃先で空中へ押して跳ね上げる。
剣がサリフォンの意図から離れて、浮いた一瞬で生まれた隙に、俺は相手の肩めがけて剣を振り下ろした。
狙うのは、サリフォンの首と肩の間。
――あそこを切り裂けば、そのまま肺にまで達する傷になる!
殺すつもりはない。だが、いつでも殺してやるという殺意だけは十分に浴びてもらわないと、母さんのことを口止めできない!
こいつをぞっとさせればさせただけ、俺の人間の家族は笑顔になる!
だったら本気を出さないでどうする!?
それに――と、俺はにっと笑った。
どんどん体が軽くなってくる。その勢いのままに、俺は受け止めたサリフォンの剣に向かって連打を浴びせた。
もちろん、後退して距離をとろうとしてくる。だが、今下がるのを許してやる気はない。
体の中で起こるうねりに乗れば乗るだけ、どんどん自分の戦う感覚が研ぎ澄まされていく。
防ごうとして、サリフォンが素早く俺の剣を押し返して、その隙に体勢を整えようとした。けれど、それよりも早くに一歩を踏み出す。
そして剣を持上げると、がきんとサリフォンの剣と俺の刃の噛み合う鈍い音がした。
――楽しい。
学校でこんなに楽しく戦えるのは、本当に久しぶりだ。
「お前――」
いつもなら、そろそろ俺の足が乱れて苦しそうになる変化が訪れないのに、サリフォンが気づいたらしい。
「ふん! やっと不調は脱出か!?」
「ああ! 筋力を鍛えたからな!」
――それに。
「弟が俺のために、使いやすい剣を作ってくれたんだ! そのお蔭さ!」
打ち込んでくるサリフォンの剣を受けて弾きながら答えた。
俺の返事に、僅かにサリフォンの瞳が歪められる。よっぽど嫌だったのだろう。
「ふん――だったら、その弟と一緒に仲良く暮らせばいいだろう!」
叫ぶなり、俺の剣が浮いた一瞬をついて、俺の膝を狙ってきた。
――相変わらず油断できない奴!
一瞬でも、意識をそらせば、容赦なくその隙に僅かな弱点を狙ってくる。
咄嗟に剣を縦にして突いてくる剣先を止めた。けれど、刃がかみ合ったと思った瞬間、それを予想していたように、サリフォンの剣が今受け止めた俺の右足と反対側に空いている左脇腹をめがけて狙ってくる。
――ああ、今そこはがら空きだよ!
よく見つけたな。俺以外なら、この瞬間で決まっていただろうよ。と思うが、そのまま俺は剣でサリフォンの切っ先を受け止めると、剣の上に乗せるように斜めに滑らせた。そして、俺の腹を狙っていたサリフォンの剣先を横に流してやる。
だが、サリフォンもそれを予想していたのだろう。
次の瞬間、俺が剣先を流した動きにのって、そのまま剣を大きく振りかぶると、俺の頭を狙ってくる!
「リトムっ! これで終わりだ!」
さすが前より腕をあげている。現在の学年一位は伊達じゃない。
「やった! さすがサリフォン!」
「行け! 決めろ! サリフォン!」
観客席から貴族達の怒涛の応援が押し寄せてくるが、その瞬間俺の頭はひどく澄んでいた。
アーシャルの気が手から伝わって、俺の中の水の流れを沸騰させている。
それが考えるよりも早くに、体を動かさせた。
――熱い!
こんな熱い波は知らない!
だけど、俺なら乗りこなせる! なにしろ、生まれた時からずっと一緒に育ったアーシャルの魔力だ!
アーシャルの魔力をもつ波が伝えるまま、俺はぐっと半歩体を斜めに出す。そして斜め上から繰り出されるサリフォンの剣を、背を屈めて後ろに流した。
俺の背中を、剣の切っ先が掠めていく感覚がする。けれど、今はそれを受け止めている暇はない。
俺は、切り捨てようとする太刀筋を避けるのと同時に、僅かに屈めた姿勢から剣を振り上げた。そして、それを俺の背すれすれに剣を流しているサリフォンの首へと定める。
皮膚一枚。
静止した刃先を横に動かせば、間違いなく頚動脈を切断する。
「ひっ!」
観客席のどこからかそんな声が聞こえた気がした。
けれど、目の前にいるサリフォンは息さえ忘れたようにして、俺の刃先を見つめている。
「いいか」
かちゃりと手の中の剣が、俺が見つめる先で音をたてた。
俺の視線の先で、サリフォンは身じろぎもせずに、太陽を受けて白く輝いている俺の剣先だけを見つめている。
「俺は白銀騎士団の推薦なんていらない!」
それにサリフォンの瞳が大きく開いた。
――ふん。そんなに意外だったか?
「俺は
だけどと、ぎりっと剣が鳴るほど握り締めた。そして、サリフォンの首に剣を当てたまま近づき、耳に囁くように叫ぶ。
「だが! もし、お前が俺の母さんのことをばらしたりしたら、その時はお前に脅されて、俺が白銀騎士団の推薦を辞退したと、ありもしない汚い噂を広めてやるから覚悟しておけ!」
一瞬瞳を見開いたサリフォンを確認すると、すぐに俺は剣を動かして柄で首を殴った。
強烈な一撃で、砂埃が舞って、地面にサリフォンの尻が着く。それでもなお、俺は地面に着いたサリフォンの顔の前に剣を突き出した。
「いいな? 俺は本気だ、覚えておけ!」
「くっ――!」
これでもし、こいつが白銀騎士団に入って、家名を継ぐことを許されたとしても、俺がそんな噂を流せば、間違いなく騎士道違反で除名処分だ。
――自分が可愛いのなら飲まざるを得ない。
悔しそうに歯を噛みしめているサリフォンを見下ろす。
そして、俺はアーシャルを振り返った。
するとやっぱり青い顔で、こちらを見ていたらしい。俺が笑いかけて手を振ると、一瞬でその顔が解けて、花が咲くように笑っている。
――やれやれ。
心配かけすぎたかな?
今夜は少しだけ殴るのを手加減してやろう――そう思いながら、アーシャルの方に歩き出した時だった。
「危ない!」
俺を見ていたアーシャルの表情が一瞬で凍った。
「え?」
もう決闘は終わったはずだろう?
しかし、背後を覆った影に気がついて振り返り、目にしたのは、倒れていたはずのサリフォンがいつの間にか立ち上がり、俺の後ろで剣を振り上げている姿だった。
剣が白い太陽の光に煌き、俺の肩から背を引き裂こうと下ろされてくる。
――しくじった!
油断した!
あれだけ本気で殺す気配で向かって来ていたのだ。勝利宣言をされていないのなら決して油断するべきではなかったのに!
今から振り向いて、剣を構えても間に合わない!
「うあああああああっ!」
サリフォンの叫びがどこか遠くの世界からのように響く。下りてくる剣先が俺の背を切り裂こうとするのを、ひどくゆっくりとした視界の中で見つめ、次に来る衝撃に覚悟を決めた瞬間だった。
ぐっと腕を引かれると、体が誰かの胸にもたれたのは。
それと同時に、凄まじい炎が視界を埋め尽くす。
「兄さん! 大丈夫!」
ああ、竜のスピードで俺のところまで飛んできたのか。お前、本当に人目を考えないなあ。
「うわああっ!」
けれど、サリフォンの剣が握られたまま灼熱に解け落ちていくのを見つめて、俺は慌てて手から炎を出しているアーシャルを止めた。
「炎を納めろ! このままじゃあ、サリフォンが焼け死ぬ!」
いや、既に髪や服に火がついているが。
「ふん。死にやしないよ。兄さんを殺そうとした奴を一瞬で楽にしてやるほど優しくはないからね」
つまり嬲り殺し宣言か!?
「やめろって! こんな熱に長時間晒されたら、即死じゃなくても確実に蒸し焼きになる!」
「当たり前じゃない。そうなるようにしているんだから」
「だからそれをやめろって! お前、俺と一緒にいられなくなってもいいのか!?」
さすが効果覿面。アーシャルの表情が一瞬でえーと崩れると、ものすごく唇を尖らせながら渋々手を握りこんでいく。
「救護を早く!」
ティーラー先生が、髪と肌をやけどしたサリフォンに走りよって叫んでいる。
だけど、俺が見たところ、あれなら死ぬことはないだろう。火がついた髪と服の下の肌は、治るのに少し時間がかかるかもしれないが、ほかは熱風でやられただけだ。たいしたことにはならないだろう。昔の俺の経験から言えば。
「ふう」
担架に乗せて運ばれていくサリフォンを見つめながら、俺は一つ大きく息をついた。
――取りあえず、これで当分治療で話せないはずだ。
まあ、さすがにあれだけ脅しておけば、大丈夫だとは思うが。
うーんと大きく腕を伸ばした俺の側に、審判のティーラー先生が急いで近づいてくる。そして、手を持ち上げられた。
「勝者、リトム!」
勝者宣言がされ、俺の勝利が確定する。これで、もう留年の心配はないはずだ。
「やったね、兄さん!」
「ああ。助かったよ、アーシャル」
ぽんぽんと頭を撫でてやると、すごく嬉しそうな顔をしている。
「でも、人前で迂闊に魔法を使うなよ?」
下手をしたら、正体がばれるぞ?
「うん! 兄さんの相手以外には使わないようにするから!」
――おう。俺の敵には情け容赦なし宣言か。
まったく、心強いのか逆に心配の種なのか。
まあ、いいか。
「うん。ありがとう」
今日だけは、素直に礼を言っておこう。そうでなかったら、また礼を言えなくなる性格なのは、自分でもわかっているんだから。
だからもう一度アーシャルの赤い髪をくしゃくしゃっと撫でると、ひどく嬉しそうに目を細めた。
「さあ、それじゃあ一緒にジュースで祝杯を挙げよう!」
――サリフォンの奴も、さすがにあそこまで脅しておけば、体が治っても簡単に口を開くまい。
うん。最初から俺らしくこうしておくべきだった。そういう意味でも、今日は祝杯だ。
「わーい」
スキップするようについてくるアーシャルを振り返って、一緒に歩き出そうとした時だった。
あれ? なんだろう?
闘技場の端から、さっきまで観客席で観戦していた学長が急いで走ってくると、大きく目を見開いて俺たちに手を伸ばしているではないか。
「リトム・ガゼット……! 今の魔法はその子が出したのかね?」
それに、アーシャルがきょとんとしながら自分の顔を指さして頷くのに、俺は眉を寄せた。
「おおっ……!」
けれど、学長は目をきらきらと輝かせてアーシャルを見つめている。
――なんだ?
変な予感に俺は眉を寄せた。
「その子は、リトム・ガゼット。君の身内かね?」
「弟ですが……」
「おおっ。それはちょうどいい」
俺が答えると、学長は手を握りかねない勢いでアーシャルを見つめている。
「君! この学校に入らないかね?」
「ええっ!」
突然の申し出にどう反応したらいいのかわからない。だけど、学長は笑顔でアーシャルを見つめている。
「実は、我が校の魔法騎士科は優秀な人材を欲しがっているんだ。だが、毎年の入試で、強力な人材はほとんど、もう一つのアストニア大学附属校の魔術学校に持っていかれてしまっていてね」
俺の目の前で、学長がぐっと拳を握り締めた。
「お蔭で最近の附属校対抗戦は引き分け続きだ……! 体力や戦術ならこっちが勝っているのに……!」
「え、でも、アーシャルを――?」
だけど、俺が迷ったのを、学長はどうやら授業料の問題だと勘違いしたらしい。
「見れば、その子が使っているのは上級魔法じゃないか。その年で、それが使える強力な術者は、国中探してもほんの一握りだ。もし、この学校で学ぶのに高い授業料が心配なら、特別に特待生として迎えよう」
「ええっ!」
「どうかね?」
「そりゃあ――」
――確かに、そうすればアーシャルとずっと一緒にいられる。
もう、あんな風に離れることを怖がって、泣かせたりしなくてすむ。
――いや、でも、待て。
俺は黒い髪を落ち着けるように振った。
そもそも竜が人間に混じって生活なんて可能なのか? 特にこいつの場合、魔法の持続能力以上に、人間が当たり前にもつ常識のなさが問題になりそうなんだが……
「はい、入ります」
それなのに、俺にも訊かずに即決しているし!
「そうしたら、ずっと兄さんと一緒にいられるんですよね?」
――お前! 決めた理由はやっぱりそれかー!
「ああ、もちろん。授業は違うのもあるが、できるだけお兄さんと同じのが受けられるようにしてあげよう」
「お願いします!」
もう、それだけでアーシャルの顔は花が咲いたようだ。
「リトム・ガゼットはどうかね?」
「そりゃあ……」
――確かに、そうすればまたアーシャルと一緒にいることができる。
起きた途端、俺がいないことに探し回って、あんな悲痛な叫びをあげさせることもない。
「俺も――それならかまわないですが……」
同じ学校内なら、何かあってもすぐに駆けつけてやることもできるだろう。それに同じ寮で暮らせば、何かあっても俺が助けてやることもできるはずだ。何よりも、こいつの傷ついた心を癒す時間を与えてやれるだろう。
――だったら、反対する理由は何もない。
「おおっ! では、早速編入手続きを取ろう」
「兄さん!」
俺の返事を聞いたアーシャルが信じられないように、嬉しそうに目を輝かせている。その髪をくしゃっと撫でてやった。
「うん、そうだな。じゃあまた一緒に暮らそう」
――ここなら、俺に人間の家族がいても大丈夫。またもう一度兄弟に戻って暮らしていくことができる。
頭を撫でる俺の手に、アーシャルの顔が花が咲くように輝いた。
「――うん!」
明るい声を聞きながら、俺はずっと昔に離した手を今度こそ失わないように握り締めた。
――嬉しい。
また、兄弟で暮らせる。俺とアーシャルの顔に咲いた笑顔は、互いにそう語り合っていた。
人間の俺、だが双子の弟は竜!? 明夜明琉 @yuzuazu
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