疾走感あふれるアクション。これが、超能力者の戦いだ

 第三次世界大戦の末、激減した人間を支配しようと目論む「世界管理組織」
 彼らは超能力者「トランセンド・マン」の力を用い、実力にて世界を管理下に置こうとしていた。それに反対する組織は団結し、「自由」を旗印に戦う。
 二つに分かれた人類。両者のトランセンド・マンがぶつかり合い、相争う。
 争いの果てに、彼らが掴む未来は「管理」か「自由」か。

 疾走感あふれるアクションシーン。まるで目の前で戦っているかのように、凄絶に戦闘は繰り広げられる。詳細に作り込まれた世界観が、リアリティを生み出し、さらに彼らの戦いを迫真たるものにしている。
 壮大なスケールでありながら、それを存分に表している、サスペンス巨編だ。

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