―ふしぎな世界―

『愛の激情』もふっとマンザイ

『佐祐ちゃんと姫ちゃん愛の重さ』


 姫ちゃん 「佐祐ちゃん重いよー」

 佐祐ちゃん「姫ちゃん大好き」

 姫ちゃん 「ママも好きだけどー」

 佐祐ちゃん「愛の重さって奴かな?」

 姫ちゃん 「ママの方が小さいのにー」

 佐祐ちゃん「その内、大きくなったら、僕のお嫁さんになってね」

 姫ちゃん 「ママ、女の子じゃないかも知れないの」

 佐祐ちゃん「え? 本当?」



『佐祐ちゃんと姫ちゃん並んでお寝んね』


 佐祐ちゃん「姫ちゃんってあったかいね」

 姫ちゃん 「佐祐ちゃんこそ、暑苦しいわ」

 佐祐ちゃん「ダンディーだからさ」

 姫ちゃん 「ママはお姫様だから、汗掻かないの」

 佐祐ちゃん「夏だから、姫ちゃんのビキニが見たいよ」

 姫ちゃん 「いつも、裸じゃない!」

 佐祐ちゃん「ビキニは、パパも好きだって、ママに言ってたよ」

 姫ちゃん 「男ってバカよねってママも男の子かも知れないの」



『佐祐ちゃんと姫ちゃん見つめ合えないの』


 佐祐ちゃん「姫ちゃん、こっち向いてよ」

 姫ちゃん 「佐祐ちゃんこそ、こっち向いてよ」

 佐祐ちゃん「僕は、さっきから、姫ちゃんばかりを見ているさ」

 姫ちゃん 「ママは、今、うつむきたい気分なの」

 佐祐ちゃん「良いでしょ、僕、ダンディーにしているからさ」

 姫ちゃん 「佐祐ちゃん、ダンディーって言葉の意味知ってるの?」

 佐祐ちゃん「だって、パパが僕の事、ダンディーって言うから……。」

 姫ちゃん 「出直してらっしゃい」






 おしまい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

もふ! うさうさクラブ いすみ 静江 @uhi_cna

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ