サメジマサランという肩書きに似合わぬ喧嘩っ早さ(そこがいい)

お馴染みのハーレムラブコメをゴシップ形式で世界にお届けするゴシップガール、そんな彼女に対して因縁の深い文化部文芸部副部長のサメジマサランを中心に繰り広げられる時に親友との何気ない日常を過ごし面倒ごとに巻き込まれたり、時に面倒ごとを起こしたり、時に世界を滅ぼさんとする侵略者を退けたりするお話でした。

ゴシップガールとサランの憎しみとは違うお互いがお互いのことを好きになれない関係性が魅力なこのシリーズですが、出てくるキャラクターも同じように魅力的です。

個人的なお気に入りは演劇部のヴァン様です。

サランの人に舐められたくないという気質が物語の展開と噛み合ってかっこよく見えたりして、「ああ、物語に手のひらで転がされているな」と思わず手に汗を握らずにはいられませんでした。

楽しいお話に出会えたことに感謝です。