#女装男子匿名コンテスト

終幕

結果発表にあたって

　まずはじめに。

　この度、当コンテストに参加してくださった作者及び読者の皆様と、支援して下さった方々に対しまして、厚く御礼を申し上げます。

　誠にありがとうございました。

　同時に公開いたしました結果発表および表彰をもちまして、「女装男子匿名コンテスト」の開催を終了します。

　途中、私自身の不手際により参加表明の期間を延長させていただいたことにつきましては、改めてお詫び申し上げます。

　さて、定型文はこんなところでよろしかったでしょうか。

　つっかれたー。以上。

　……そんなんで〆るわけには参りませんので、少々講評というか、感想的なものを。

　今回テーマとした「女装男子」ですが、皆さんはどんなイメージを抱いているでしょうか？

　私は、ある種の「自由さ」だと思っています。

　最近話題になっているのは、アニメ『HUGっと！プリキュア』に登場するキャラクター、「若宮アンリ」でしょうか。彼はデフォルトで女の子に近いような服装ないしは女装をしています。例えば、「ファッションショーのトリでドレスを着る」とか。

　劇中で彼の発した「ボクは自分のしたい格好をする」、そして主人公キュアエールの発した「男の子だってお姫様になれる」という言葉。

『何でもできる、何でもなれる』というのがこのプリキュアのテーマですが、そこに「性別」の壁はありません。

　しかしそれはあくまでも物語の中に限られたこと。では現実では……？　となると、自分の中で真っ先に浮かぶのが「女装男子」でした。

　またコンテスト開催にあたり、「女装男子は自由だ、そこに縛りを入れるのはかえって無粋」ということでテーマにはかなり解釈の余地を入れました。というより、もうガバガバです。カオスです。

　おかげさまで主催者の予想をはるかに超えるテーマの作品も飛び出し、大変嬉しく思いました。読者の皆さんの中には「これはどうなんだ」と首を傾げた作品が少なからずあったかと思われますが、その点につきましてはこのような事情によります。

　ご応募いただいた全36作品につきましては、すべて拝読をさせていただいたうえで、応募締め切り時に特別賞候補をいくつか設定していました。

　が、いかんせん(性癖的に)刺さるものが多すぎたのか、全部ランクインした時に備えて4本程度に思っていたのがやたら増える事態と相成りました。

　さすがに全部特別賞！というのはいかがなものかと思いまして、心苦しいのですが1本に絞らせていただきました。

　今回は「新たな実験」ということで読者向けの賞を用意させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

　成功失敗というよりも、「そもそもどうなるかが知りたい」ところが自分の中では大きかったので、「ふーん、そうか」みたいな感じでした。

　いつか他の誰かが匿名コンテストを開催する暁には、過去の記録として大いに利用したいただいて結構です。

　以上！！

　かいさん！！！

　結果についてはこちらから→https://kakuyomu.jp/users/0013/news/1177354054886233900

　最後に、ネタバラシ。

　実はこっそり別名義で参加しておりました。

「参加してない」ってツイートしたのはウソか！という方へ。

　誰も「別名義も含めて」とは一言もいいませんでしたよ？という詭弁を……

　というのは少々無理がありますので、自白いたします。

「いたずらごころ」

　以上です。

　ちなみに名前は「高塔宿（たかとうやどる）」でした。

　由来ですが、もうお気づきの方はお気づきと思います。

　分からない方へ、ヒントを。

「私はディズニーが好きです」

　ここで分かった人、IQ90です(I●サプリか)。

　…

　……

　………

　まだわからないという方へ、最後のヒントです。

「東京ディズニーシー」

　もういい加減お分かりだと思いますので、答え合わせ。

　アトラクション、そしてその気味悪さから「タワー・オブ・テラー」の名を持つ東京ディズニーシーの建物といえば……

　そう、「ホテルハイタワー」です。

　これは余談ですが、建物に入ってすぐ、ロビーエリアの右手にある暖炉。

　そこにホテル創立者である「ハリソン・ハイタワー三世」の名前を漢字にした「高塔」というデザインがされています。

　つまり、

　高塔＝ハイタワー

　宿＝ホテル

　というお遊びでした。

　正直誰か1人くらい(主に私の知り合い)は気づくんじゃないかなー、と思っていたのですが誰も聞きに来ませんでした。ショックで自殺しそうです(殺せんせーか)。