桜散華
琥珀 燦(こはく あき)
桜散華
おめでとう
おめでとう
風に散る満開の桜
おめでとう
おめでとう
空虚にただ
さ迷い歩く私に
花吹雪が舞い落ち
薄紅に私を染める
何も無いよ
私には
祝ってもらうことなど何も無い
花は舞う
生きてることに
おめでとう
あなたがそこにいておめでとう
こうして出会えておめでとう
見上げれば微かに葉桜
ほんの数日
この気まぐれな寄り道がずれれば
この桜散華とは出会えなかった
おめでとう
私を 王のように飾り立てる
無償で尊い命の欠片たち
ありがとう
もう少し君の根元にて
春の余韻を語り合おう
桜散華 琥珀 燦(こはく あき) @kohaku3753
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます