第2話11時49分
数字のジンクスは少し気にするほうだ。
この文章も44分に書き始めたが、
あえて今の時間を題名にする。
今日は夜9時から仕事だ。
夜勤が続くので休みの日もいつ寝たら良いのかさっぱりわからない。
明け方まで聞こえていた雨の雫は
今は雑踏に消され全く聞こえない。
ただ生活音で雨音も聞こえないのだが、
耳には静まりかえった街音ではなく
キーンというひびきだけが耳に残るのだ。
冷蔵庫にしまわれた500mlの缶ビールを取り出しグラスにそそぐ。
泡がおさまるまで、
しばらく会っていない彼女にスマホで文章を送信する。
返信はこない。
そのまま最近よくやり取りする、異性の友人に同じような文章を送信する。
すぐに返信が来ると少しホッとしながら、友人とやり取りをする。
その間に彼女から返信がくるかを期待してるが…一向に返信はこない。
結局その友人とのやりとりで、
私は寂しさを紛らわせているのだ。
そして今も彼女からは返信がこない。
こんばんは年下の仕事をあまりしない上司と二人で仕事だ。
だから今は眠りにつこう。
この刹那さで心が打ちひしがれないうちに…。
しかし、よくよく考えてみたら49分て…
死苦を連想させる数字だ。
あ〜だから今も心の想いは四苦八苦。
こんばんも苦労が絶えなさそうだ…。
いまなにをにおもう jin @4362
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