2018年10月12日 22:47
明けがたの山への応援コメント
ハツの焦燥、木霊の成れ果てたる翁媼、そして、柔らかな空気を含みまた優しい獣たちの姿があっても、ハツと完全には融け合うことなくぴりりとした異界の気配を崩さない山そのものの有様など、これまでの御作とほんの少し雰囲気の違うような気がして、とても新鮮な心地で読ませて頂きました。
作者からの返信
安良巻祐介さんコメントありがとうございます。そういえば、山とひと、あるいは木精とひととの境、のようなものをどこかで意識して書いたような気がします。(どんなに近づいても、最後は帰らなければならない、そういったものを)
2018年7月6日 15:33
狐の茶袋への応援コメント
個人的に好きな「民話」は、上手く表せないなりに表すならば「憩える話」なのですが、この話はまさしくそれでした。外に雨の音を聞きつつ草の香りに微睡むような、一夜の夢を見た心地でした。
安良巻祐介さんありがとうございます。これくらいの、あまり長くない話をこれからも書いていくつもりですが、いつも心のどこかで、おだやかな、「居場所」のような物語、空間をつくりたいと願っているところがあります。なので、とても嬉しいお言葉でした。夏、雨の山が、その手助けをしてくれたようです。
2018年7月5日 00:06
一夜庵への応援コメント
不可思議な一夜庵の描写が胸に沁み通るような懐かしさです。見たことが無いのに、見たことのあるような。雲海の障子がなぜかとりわけ気に入りました。
安良巻祐介さん「見たことが無いのに、見たことのあるような。」という感覚、とてもいいですね。あやしげな狐男に連れられていったところが、こんな凝ったつくりの庵だったら…と考えながら書いていました。
2018年6月22日 01:18
光れや尾っぽへの応援コメント
今さらながら、日々の雑多な辛さから癒されたく、御作の童話を読み進めております。「柔らかさ」と「優しさ」に満ちた世界に心洗われつつ、この作に限らず、作中の歌のかずかずがどれも唱歌としてのいのちを持って輝いていることに感嘆するところです。
安良巻祐介さんお疲れさまです。日々お忙しいことと、お察しします。お体無理なさいませんように。この作品は特に、歌から出来上がったものなので、そう言っていただけて嬉しいです。歌や踊りが呼び起こす明るさや高揚感を、作中にも練りこみたいと思っているのかもしれません…と、返信を書きながら思いました。
2018年4月5日 20:45
ヨシが秋風に揺れて音を立てるのが聞こえてくるようです。こどもたちと子ぎつねの交流が優しく描かれていて心が温まりました。「だれだって、着るものや食べるものを探しているんだね」のところが響きました。
cypressさん最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ヨシの鳴る音は…から発想した物語でした。「だれだって~」の言葉は、こどもたちも、きつねの母子も、ほかの山の生きものも、よい秋を過ごせますようにという願いから出てきました。
2018年4月3日 02:08
秋のこどもたちへの応援コメント
言葉の円やかなリズムもですが、色彩のイメージにはっとさせられます。
安良巻祐介さんありがとうございます。わたしのなかでも、書くうえで、リズムと色彩は大切にしていきたい要素です。これからも精進していきたいです。
明けがたの山への応援コメント
ハツの焦燥、木霊の成れ果てたる翁媼、そして、柔らかな空気を含みまた優しい獣たちの姿があっても、ハツと完全には融け合うことなくぴりりとした異界の気配を崩さない山そのものの有様など、これまでの御作とほんの少し雰囲気の違うような気がして、とても新鮮な心地で読ませて頂きました。
作者からの返信
安良巻祐介さん
コメントありがとうございます。
そういえば、山とひと、あるいは木精とひととの境、のようなものをどこかで意識して書いたような気がします。
(どんなに近づいても、最後は帰らなければならない、そういったものを)