第33話 侮ってました。


さて、そんなこんなで今、私たちは森の中にいます。


「よし、ここらで昼にするか!」

「もうですか?いつもより早くありません?」


最近私は森の入口、初級を飛ばして少し進んだところで狩りをしている。


今日もいつも通り少し進んだところで狩っているのだけれど、いつもより早いタイミングでヨシュアさんが休憩をとると言う。


「いや、な。嬢ちゃんはいいんだが…」


気まずそうに私の後方を見るヨシュアさん。


そこには、少々へばっている護衛(笑)の方と監視(笑)の兄様達がいた。


「お、俺たちは、まだ、大丈夫だ、ぞ」

「……(コクコク」


兄様達の息は切れ切れで、ヴァレリー兄様に関しては頷くだけになっている。


ただ普通に歩いてきただけなら恐らくこんなにはならないだろう。


が、それじゃあ私の鍛錬にならない。


入口付近では敵に見つかっても走って撒き、少し進んだところでは走り抜けながらある程度倒して解体…とひたすら走った結果。


普段走り込みなんてものはやってないであろう3人が真っ先にバテた。

騎士の人はまだ少し余裕がありそうだが疲れが見えている。


「森で無理は禁物だ。いつもよりは早いがここで昼をとる。」

「分かりました。枝集めてきますね!」

「あ、ちょ!1人でっ!?」


兄様達が着いてこようとしたがわざと無視して走り出す。

着いてこられたら効率下がりそうだもんね!






そして枝もいつも通り集めて、少し早い昼食をとり、少しの休憩をとった後。


兄様達とこのあとも着いてくるか、話し合った。(ヨシュアさんが)


「俺と嬢ちゃんはこのあとも今までと同じペースで行くが…、着いてこれるか?」

「……無理です…ね。」


だと思うよ。


てか、私の予想ではもうちょっとなんかごねると思ったけど…そこら辺はちゃんとしてるのね。





――――――――――――――――――――




結局、その後は私とヨシュアさんの2人でいつも通りの狩り兼鍛錬をし、家に帰った。


家に帰ると兄様達は真っ先に、

『見くびってた、ごめんな』と謝ってきた。


気にしてないよ、と答えたところ…


非常にウザかった。



いつからそんなに強くなったのか、シロの大きくなった姿を見せてほしい…他にもあった気がするけど、途中から聞くのが嫌になってシャットアウトした。



兄様達は私の強さを侮っていたし、私は兄様達の“しつこさ”を侮っていた。


答えなかったらいつまでも聞いてくる…


実にめんどくさい。かと言ってため息を吐くと謝り倒してくる。


だれかどうにかしてくれぇーー!!!




==================================


ネタ切れとリアルの忙しさに押しつぶされております…。


しばらく更新が止まるかも知れません。

(現に止まっている…)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

お嬢様は(不本意だけど)無双する ぽむ(´・ω・`) @h-h-12

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ