やがて来る僕らの終わり

作者 髭鯨

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★★★ Excellent!!!

 主人公の周りの人々が死んでいくホラー作品。恐怖とざまぁという感情が入り交じる演出なので、恐怖演出が始まると逆にちょっとワクワクしてきます。
 ちょっとネタバレになりますが胸糞悪い悪者が真っ先に死んでいってくれるので、寧ろ出てきてほしいと思うよにもなってきました。
 徐々に現実が崩壊していき、スプラッターで勢いのある後半から非常に面白くなっていきます。
 物語の真実と展開を考察するのが楽しめる構成なので、サスペンスホラー映画などが好きな方にオススメ出来る作品です!

★★★ Excellent!!!

ぐにゃりと現実が歪み、赤と黒の狂騒へ放り込まれる主人公。

首無しの少女。
異形の影。
連続する殺人。

正統派の学園ホラーを基調しつつも、どうも一筋縄ではいかない方向へと進みます。
事件を引き起こしているのは何者なのか。
主人公は、どう関わっているのか。
リアルな現代社会と、めくるめく悪夢が交互に混じり合い、作者さんならではの世界を構築されています。

現在(34話)時点では、まだその全容は見えていませんが、交錯する過去と現在、訳知り顔の登場人物に翻弄されまくります。
主人公は読者と同じく、見えない悪意にあがく立場です。
とは言え、ただ巻き込まれた一般人というわけでも――

いや、詳しくは本文へどうぞ。
謎が明かされる瞬間、訪れるのは希望の光、それとも絶望の惨劇か。

血にまみれた戦慄の世界、ぜひ皆さんもお楽しみください。

★★★ Excellent!!!

これは現実なのか、夢なのか。
殺ったのは誰なのか。
いや違う、僕じゃない……。

平凡な町に突如起きた二人の殺人事件。共通するのは二人とも首が無いという事。次々と明らかになる真実に、あなたは対峙出来るか。

世界観、表現、キャラクターどれをとっても見事です。このストーリーの一番深くに佇む真実に、あなたも吸い込まれる事間違いありません。

★★★ Excellent!!!

『ひぐらしのなく頃に』や、『かまいたちの夜』が好きな人なら、はまるはず。完成された世界観と、容赦ない怪異の数々が、独特の雰囲気を持って襲い掛かってきます。それだけではなく、伏線などを予想して論理的にも楽しめる作品になっていますので、ぜひご一読を!
 こういうジャパニーズホラーの、しっとりとした感じ、大好きなんですよー……。