ぐにゃりと現実が歪み、赤と黒の狂騒へ放り込まれる主人公。
首無しの少女。
異形の影。
連続する殺人。
正統派の学園ホラーを基調しつつも、どうも一筋縄ではいかない方向へと進みます。
事件を引き起こしているのは何者なのか。
主人公は、どう関わっているのか。
リアルな現代社会と、めくるめく悪夢が交互に混じり合い、作者さんならではの世界を構築されています。
現在(34話)時点では、まだその全容は見えていませんが、交錯する過去と現在、訳知り顔の登場人物に翻弄されまくります。
主人公は読者と同じく、見えない悪意にあがく立場です。
とは言え、ただ巻き込まれた一般人というわけでも――
いや、詳しくは本文へどうぞ。
謎が明かされる瞬間、訪れるのは希望の光、それとも絶望の惨劇か。
血にまみれた戦慄の世界、ぜひ皆さんもお楽しみください。