乾きと湿り気、冷たい血と温かい涙、凍るような目つきと優しい笑顔が物語のなかで同居し混じり合う素晴らしい作品。さっきまで隣で喚いていた男が、今朝は同じ布団で寝ていた女が、愛おしく感じた友人たちが、明日は魔物の一撃で肉塊になるかも知れない。そんな死の匂いの中をもがくように精一杯生きている主人公たちから目が離せない。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(30文字)
奇跡はなく、命は軽く、理不尽で救いようの現実に抗う人々の姿は儚くも輝かしい!
1-13まで読んだけど、これは良いwizardry小説好きです
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