男女の恋にまつわるリアル。

およそ誠実とは言えない少年。
傷つくと知ってなお、その男から離れられない少女。
その少女の想いが欲しくて、望まれもしない正義を振りかざす少年。
人の隣にあるための資格とは何か、という問いには、答えどころか意味はない。
結局、惚れた慕う、愛とはエゴなのだ、とこの作品を読んで思うのです。