カラビンカ謡え

ラピス・ラズリは
最も古くから珍重された鉱物の一つです。
(ラテン語でラピス=石、ラズリ=青)

この鉱物の色を、日本では瑠璃と呼びます。
仏教の七宝の一つです。

青い鉱物、特に強い紫みの青の
ラピス・ラズリは
アフガニスタン等
限られた地域でしか産出しません。
ツタンカーメン王の
腕輪にも使われました。

海を越え伝わった
という意味で
「ウルトラマリン」とも、
キリスト教宗教画では
聖母マリアの服に
使う色として
「マドンナ・ブルー」とも
呼ばれます。

今回は
宇宙のブルーブラックに
広がる愛(藍)色のウタゴエを
イメージして、
少年の祈りにも似た
繊細な恋心を
"BLUE"という色の持つ
艶と輝きと闇の深さを
詩にしてみました。

※カラビンカは迦陵頻伽(ｶﾘｮ…続きを読む