異世界元社長

・顔


褐色の肌、白みががった銀髪で特徴的な前髪をしている。

男、身長や態度から大人びて見えるがまだ二十歳前らしい。


・体格


190cm 81kg

すらりとした長身、鍛えられた体にはいくつもの傷跡があり、特に背中には未だに塞がり切ってない弾痕がいくつも残っている。


・服装


黒を基調としたスーツを着ている。似合ってはいるが着なれていないらしく、赤いネクタイは緩めている。


・職業


P・w・カンパニー元社長

現在は乱心とカンパニー反逆罪により更迭中


・経歴


異世界転送実験の初期に偶発的に流れ着いてきた男。

その特異な体質と持っていた最新技術、知識を奪い去る過程で過去の個人的な記憶が消滅する

以後は洗脳を施し、スポンサーおよび親会社の操り人形として社長に就いた。

だが演説の最中に突如、記憶が戻り、暴れ始めたため、更迭された。

その後、戦闘実験へ投入して無限の敗北で心を折る予定だったが、実験参加者の反逆や機密漏洩などから大混乱に陥り、その隙に脱走した。

最重要反逆者として現在追跡中。


・性格


気のいい兄貴分で、独自のカリスマ性がある。熱くたぎる思いと、仲間を思う心、学はないが頭の回転は速く、度胸も据わっている。また敵には容赦ない。

チンピラ集団の頭ならまぁ使えるだろう、というのがカンパニーの評価。


・能力


身体能力は訓練された兵士と同じぐらい。ただし武術は我流らしく、攻撃はできても防御がからっきし。

死ぬべき運命、彼は元居た世界で死ぬ運命にあった。それがこちらに流れてきたことで、命を永らえ、同時に運命も引き連れてきた。

結果、元の世界に戻れば絶対に死ぬが、逆に世界に戻らなければ絶対に死なない体となった。

それでも運命の力は残っているらしく、こちらに来てからもその運目に即したイベント、特に射撃武器が背中に当たるといった現象が明らかに異常と呼べるほど頻繁に発生し、かつどんな致命傷を負っても瀕死になりながら死なず、どこからか流れてくる歌声と共に再生、復活するということが繰り返される。

洗脳前のインタビューによれば、上記の能力で不死身になれるとわかった後でも元の世界に戻りたいと話していた。

社長特権、本来ならばお飾りであったはずだが、それでも仕えた権限により、コンピューター上や企画書、計画書、命令系統、対人関係に至るまで独自のネットワークを構築しており、それらを一斉に起動することで独自のプロトコルが発動、これまで捕獲してきた異世界生物が一斉に解き放たれることになる。

これは洗脳中に施していたことで、いざという時の非常手段として用意していたものらしく、チェックから漏れていた。


・装備


オートマチックピストル、十二発装填、小口径マガジン式、カンパニーの社内規定により、銃器の所持は禁止されているが、社長特権で許可されている。だが、それをもってしても運命には逆らえない。





止まるんじゃねぇぞ……

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