心ってなんだろう。寛容さってなんだろう。

短編らしく綺麗なまとまりがあり、しかしそのなかにメッセージ性とどんでん返しを組み込んだ、大変丁寧で魅力的な作品です。
キャラクターや世界観が、必要最低限の言葉で、実に生き生きと描かれており、まさに短編のお手本とも呼べる作品だと思います。
それらの魅力は、最後(第七話)で実に綺麗な収束と終焉を迎えます。そこに残るのは、大いなる安心感と清々しさ。

実に素晴らしい作品でした。

その他のおすすめレビュー

岩井喬さんの他のおすすめレビュー118