ファンタジックな現代モノ

 ひさしぶりの更新になります。

 最近は企画に参加したりして、読む方にぐっと配分が寄っていました。

 一度離れると、何を書いていいのやらと毎度思い悩みます。


 前も同じようなことを書いたと思うのですけど、勝手に自分の中で「満を持して」感に苛まれてしまいます。


 なので、今回も自身の中でなぜかハードルが低い、宣伝も兼ねたあとがき、みたいな更新です。


 ◆◆◆


「#緊急怪獣速報」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885918039


 という小説を書きました。

 題名「カタカナ・ノコトバの漢字」シリーズからいいかげん脱却しました。個人的にも、中身も今までとは違うモノだと思います。

 なぜかというと、初めてカクヨム内の作品からモロに影響を受けて作った小説だからです。


 岩井喬さんという方の、この小説です。


「怪獣殲滅デッドライン」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885420014


 ずいぶん前に読んで「リアル志向で、しかも緊迫感すごい!」と思ってから、少しずつ作ってきた小説です。なので「リアル志向で、しかも緊迫感すごい!」っていう感覚を再現できたのかどうかが、今回気になるところです。

 平成から書いたり放置したり展開を大きく変えたり、ちまちまと作っていたので「令和からは映像的な作風を打ち出す」という目標からは、少し離れてしまいました。

 ちょっと残念ですけど、やっと完成したという気持ちが強いので、そこは良しとしました。



 現代ファンタジーでジャンルを選択してみました(あんたのSF小説は、十分ファンタジーだというツッコミは全力で耳を塞ぎます(´・д・`))。

 初めて選びました。(あんたのSF小説はry)


 ここ最近、カクヨムでいろんな作品を読んでいるのですが、やっぱり現代ファンタジーはとても難しいイメージがあります。


 魔法、ヒーロー、怪獣みたいなファンタジックな存在を登場させながら、それを上手く現代の世界観と折り合いをつける。そんなの大変だ、というイメージがあります。


 例えば、ちょっと前に超能力を持つスーパーヒーローが東京で戦う的な話を書こうとして、個人的に上手く書けなさそうと思い、ボツにしたことがあります。


 そのときもリアル志向で行こうぜ! と、方針を立てました。設定を作り込むことでリアルにしようと思いました。


 ──まず超能力の原理や効果とか数値を設定しよう。そして超能力が当たり前なら、そのために組織を作って。危ない技術だから訓練が必要だ、よし学校を建てて、一級二級とか免許があって──。


 そしたら、ファンタジックな超能力が、リアリティを得ずに、圧倒的なゲームっぽさが出てしまいました。能力の発動条件とか、チュートリアルとか、レベルとかです。


 ファンタジーの非現実感が、ゲームの非現実感に変わっただけでした。


 リアルな現代でファンタジーを描きたいのに、なんか思ってたのと違う。そんな結末です。


 たぶん、ファンタジーの部分は設定を作り込むよりも、そこは徹底的に黙ってしまって、お茶を濁す方が良いのかもしれません。

 神秘は神秘のベールに包まれたままの方が、僕は好きだ、とそのとき学びました。


 なので、今回の小説はそれを踏まえて、怪獣をテーマにしながら、むしろ怪獣そのものについてはあまり描写しませんでした。怪獣の設定もざっくり、謎だらけ。細かいところを突かれたら、僕は黙ります。


 それでも、逆にリアルな感じになっているのではないか、と僕は思います。


 功を奏しているか否か、そこを注目して読んでほしいなぁ、と思っています。そんな宣伝でした。



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