私が中学生の頃は「まだ書き始めてすらいないのに、書きさえすれば大作家になれる」と思っていました。作品も書かないのに、ペンネーム考えたりして。まあ、その時に考えた「ペンネーム」が、今の名前の上半分なんですけど。
繋がりたいだけ、という言葉を聞いて思うのは、「ネット小説を書く動機って、小説を書きたい的なものより、ブログを書く、みたいな要素が強いのかもしれない」ということでした。
私はネット小説であっても「今評価されずとも自分の死後に評価されたらいいなあ」と思いながら書いているのですが、SNS的に考えたら、これは異端なのでしょうね。
作者からの返信
僕も中学生のときの「自分の書くモノは面白いはずだ!」という気持ちから始まっています。
今思うと、ほんとに「ブログを書く」でも、僕は良かったんだと思っています。定期的に何かを発表できたらなんでも、です。でも、友達やブログに披露するような特技も趣味もなくて。何もない自分でも作れるのが、空想を引っ張り出した文章だったという感じです。それが今でも地味に続いているのだと思います。
「自分の死後に評価されたら」
異端な感じしますね。サービスが終了したりと意外にネットの方が文章が長くは残らないイメージもあります。
エッセイも好きなので、こちらも拝見しにきちゃいまいした(*´▽`*)
なぜ書くか……。最近はあまり考えたことがないですね。
書かないと、目標に近づけないから。
そして、何より書くのが楽しいから、ですかね(*´▽`*)
作者からの返信
こちらにも!ありがとうございます!
書くのが楽しいという感覚は、大事にしたいですね。「なぜ?」と聞かれたときに、これほどの清々しくて羨ましい答えはないと思います。
僕の場合、自分の心のうちにあるモヤモヤが、言葉でバチッと言い表せたときに、「楽しい!」と思います。
なので「書けないなぁ」と行き詰まったときに楽しくなくなっちゃうんですが、「書いていることそのものを楽しんでいる人」の文章を読むと復活できたりします。
本来、そうやって書くべきだ!と思い出す感じですね。
伊藤計劃先生は、私が最も好きな小説家です。生死の境を彷徨いながら書き上げた著書に綴られた言葉は、重い。命がけの困難に立ち向かった人にしか書けない物語というものがあると、私は思っています。
人の心に残るような名言は、机に向かってウンウンと唸ったところで、思い付くものではないとも。
それでも、爪痕よりも浅くて小さな跡でも残したいと思いながら、私は執筆しています。
読んでもらう工夫をいくら試しても、それでも読んで貰えない。
まずは、一言で「書く」といっても、短編を書くのか長編を書くのか。公募やコンテストに投稿するのか否かを考えると、随分と違うと思います。
公募にチャレンジするのであれば、その賞の傾向を調べて、上に行けそうな題材を選ぶ。カクヨムだけで活動するなら、コンテストに挑戦するか否かを決める。
目標を決め、お題に沿った作品を書こうと意識すると、設定が思い付くかもしれない。設定が決まったらプロットを立て、時系列などの狂いがないかを調べる。
回想シーンを入れるか否を決める。
こんなふうに、執筆前に滅茶苦茶に時間をかけて『作業』をする行為は、ただノートに向かって目を閉じるよりはいいかもしれません。
なにをどこまで決めたか。この事前準備が上手い人が、著名な小説家になれるのではないか。こんなふうに、個人的には思います。資料の読むことも、取材をすることも必要ですよね。
カクヨムで執筆している人は、きっと、いつも何かを『書いている』と思います。
頭の中で、執筆しているはずです。執筆しているのだと気付いていないだけで。
思い付いたことをメモするネタ帳があると、何もないよりはいいかもしれませんね。ぶつ切りのネタをくっ付けただけでも、短編は書けるかもしれない。
それでも、執筆に一番必要な要素は、取材だと言われています。西尾維新氏のような天才以外は、ネタなんかいくら考えても、すぐに底をついてしまうのだそうですよ。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
>命がけの困難に立ち向かった人にしか書けない物語というものがあると、私は思っています。
わかります。まだ言葉になっていなかったモノを、そういう人達が言葉にする、そんなイメージがあります。
他の作品から影響を受けて作るだけの焼き回しではなくて、まだ誰も言葉のカタチにしていない感覚や体験を文章にしてみたいな、と僕は思います。
>一言で「書く」といっても
公募やコンテストについては、まだ一度も真剣に考えたことがなく、傾向や対策みたいなのは苦手です。どうにかしたいです。
>事前準備が上手い人が、著名な小説家になれるのではないか
僕もそう思います。長編を書いてちゃんと畳む方達なんかを見ると、丁寧な準備は必須なのだろうと思います。そういう風に書けるようになりたいです。
>執筆に一番必要な要素は、取材だと言われています。
心に留めておきます。