応援コメント

嘘は泥棒の始まりと言いますが、奴はとんでもないものを盗んでいきました。僕の心です。」への応援コメント

  • つい最近、他人様のエッセイを読んでいて思い出したのですが、昔「童貞の方が優れた官能小説を書ける」という言葉を聞いたことがあります。やはりフィクションはノンフィクションとは違うのでしょうね。
    おそらく十数年前だったと思いますが、ネット小説を読んでいたら、こんな場面を見たことがあります。感想欄で「この料理に関する描写はおかしい」と読者から総ツッコミを食らった作者が「正しいです。実体験です。私はロシアで本場の料理を食べました」と反論していたのです。それを見て私は「たまたま食べたのがそうだったとしても、全部が全部そうとは限らないだろう」と思うと同時に「もしかしたら作者の言い分の方が真実かもしれない。それでも作家としては『読者が受け入れやすい見方・考え方』を書く方が大切なのだろう」とも考えてしまいました。
    以後、自分が詳しくない出来事を作品に書く際、一応は調べるけれど「これ、正しく書くと『間違っている』と思われそう」と、あえて嘘を書くこともするようになりました。本当は「正しく」「説得力ある文章で」書ければ良いのですけどね。もともと私に優れた文章表現力なんてないし、それに枝葉末節の部分でそんなに長々と書くわけにもいかないので、無理です。

    作者からの返信

    読者側から、本の中身が真実か否かを測るのはとても難しい、と僕は感じます。
    読者は「作者が書いた描写に身を預けないといけない」ので、作者は読者に誠実に、信じてもらえるような形で「正しく」書く方がやっぱり良いのかなと思います。

    と言ってもフィクションなので、結局は嘘ですよね。面白くなるのなら、バンバン嘘もオーケーな気もします。

    例えば「刑事ドラマの中では、本来警察ではありえない場面」「時代劇で、現代では通じない言葉を分かりやすくすること」があったりしますが、ストーリーの面白さと謎そのものには関係ないので、お約束のような感じで扱われます。

    一番軸になる部分さえ正しければ良いのかもしれません。

    フィクションでも、より正しくありたい、嘘をつくなら面白く書きたいなぁと、思っています。かなり理想論ですけど(T0T)。いつも詳しくない分野を書くので、とっても塩梅が難しく感じます。

  • とても好きな文体です。知的で爽やかですね。
    比喩表現も好きです。

    作者からの返信

    こんばんは!
    知的で爽やかなんて、初めて言われました。
    そして、言われたい言葉でもありました。
    めちゃくちゃ嬉しいです。
    文体、自信もてました!
    ありがとうございます。

  • 近松門左衛門の『虚実皮膜之論』が思い出されました。物語とは現実と虚構の狭間にあるのかも知れません。そんな風にして書いてみたいですね……

    作者からの返信

    『虚実皮膜之論』調べてみました!
    嘘に対するモヤモヤした気持ちが、少しクリアになった感じがします。

    小説家は、何が「虚」で何が「実」か、その皮膜がどこにあるか、自覚的になる必要があるんだと感じました。

    近松門左衛門、ちょっと興味湧きました。ありがとうございます!