二章

第1話 やっと一年…

 

 やっと一年が経った…。


 今は春休み中、しかし今日は学校で入学式があり、運動系の部活をやっている人は学校に行かなくちゃならない。


 正直行くのめんどくさいけど、もしかしたら会えるかなと…考え学校に向かった。


 学校に着き、待機場所に行ったが豊道さんの姿はなかった。


 でもまだ確信はしなかった。


 時間が経ち、部活に所属している人は新入生の前で校歌を歌うため体育館に向かった。


 到着し周りを見渡しても姿はなかった、気持ちが一気にブルーになり一日が終わった。


 豊道さんとは春休み中一日も会わないまま終わり、二年目を迎えた。


 現在。ホームルームが始まる5分前…


 この展開は一年前と同じ…と考えていたその時、豊道さんが汗だくで到着した。


 「豊道さん大丈夫? ギリギリセーフだね」


 自分は豊道さんに話しかけた。


 すると豊道さんが…


 「部活で使うカメラ忘れて取りに行ったら遅れた」


自分はカメラを見て聞きたいことを思い出した。


 「そういえば豊道さんって入学式来なかったの?」


 「来てたよ! たぶんすれ違いで会わなかったんだね」


 恥ずかしそうに答えてくれた。


 自分はどんだけ運がなかったんだろうと考えた。


 先生が来てホームルームが始まった。


 「一年目は色々あって人が減って残念で仕方がないが、二年生になり後輩も出来たので手本になるように過ごすように」


 二年目が始まる!


 

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豊道さんはいつも笑っている めん@ありがとう @Pmen560

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