第13話

 九月十五日(曇)、起床五時十五分。盆栽の手入れ。

新宮あさ、山崎あき、山崎そのさん達と五人で会食して文化センターに行く。敬老会だ。

九時ごろ文化センターへ落ち着き、十字から式典。十日からアトラクションとしてフォークダンスの催し、午後はばーちゃん達は二時から藤代の木原勝美と荒川沖の温泉に入浴に行くとなって、大感激。

帰りは七時だ。巨額の背任容疑に加え証拠隠滅の疑惑。モラルの低下で相当のペナルティーは覚悟すべきだと思います。


 九月一六日、台風。

 台風五号、今朝四時半頃静岡県に上陸。

今日夕方六時ごろ茨城沖の海上にあるらしく、雨風が激しくなる。

午後には、北のほうへ行き、龍ヶ崎には被害なし。それに稲刈りは終わっていたので、農家は随分助かりほっとしているようだ。

長銀問題、依然として混乱。その件で競売は十七億円となる。

 

 九月二十日(曇)、台風六号は中国へ上陸。

日本には影響はない。七号はフィリピン方面へ行き、日本には何の影響もなし。夕方角力を楽しむ。


 十一月十七日(曇)、起床五時二十五分。

盆栽の手入れをし、午前中はテレビの「今日の健康」を見、心臓の役目を勉強する。


 十一月二十日(晴)起床五時三〇分。

快晴の良い天気です。東北地方は、低気圧が通り大雪の予報有り、その通りになって、この地は晴れ。


 十二月八日(曇)、第二次世界大戦真珠湾で口火をきる。

奇襲攻撃は成功したが、昭和二十年八月十五日に負けて終わる。


 十二月十二日(曇)、共同病院へ行きレントゲン検査と心電図測定。

今朝は幸男の車で取手共同病院へ行く。国道六号線は大分混み、病院に着いたのは、十時半。

すぐ循環器問題でレントゲンと心電図をとる。担当医師より問診を受け、血管は異常なしと言うことで、薬もなし、その他の注意事態もなく、幸男と二人で昼食をとり、家に帰ったのが三時。


 新宮立子が山本医院へ入院していたので、彼女を見舞うと、弟の照夫も一緒だった。

次の日長女の美智子も今日退院の予定とか。嫁の美智子が迎えに行ってくれたりしてくれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

一九九五年の年-生きていることの喜びと悲しみ二つあり- @kounosu01111

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る