第5話主人公は旅行に出た(公開し忘れてた)

「すいませーん、SEEDから派遣された者ですが入れますか?」


「はい?そんなの来るって言ってたかな?」


身分証を守衛さんに提示しながら話しかけた、もちろん身分証は偽造である。


「ぇー連絡着てないのですか?入れません?」


「んー、ちなみに何をしに着たんですか?」


「セラピーですね、私幻想師で精神的な癒しを生業にしてる者で」


手から蝶を出しながら説明した。


「身分証も大丈夫そうですし入れますよ」


「お、良かった。ちなみ実演出来る場所ありますか?」


「西側に広場があるからそこでどうですか?」


「分かりました、そちらに行ってみます。ぁ、ピエロ姿で行いますのでよろしくお願いします」


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「前はアヒルと水が綺麗だったんだけどな、空が狭いな」


5メートルほどの防壁がそびえ立っている。


「前来た時は住人がアヒルに餌をあげてホノボノとした公園だったんだけど、今ではトーチカ村ですか」


円形の公園を水堀、壁が囲み陸地にテントが肩を寄せ合うかの如く密集している。


「今日はどうしようかな大きなスクリーン(壁)があるし火、土、水、風の妖精が踊りながら壁から出て着てガルムとフェンリルとの戦いに巻き込まれて消えてクー・フーリンが倒すってストーリーで行くか。バックコーラスはノッケンとケルピーでいいか、ん?あれは」


演目を考えながら歩いていると土の元同僚【相良 騎士ナイト】が前から頭を抱えながら歩いえきた。


「よ、元同僚こんな所でどうした」


「うぉ!なんで芝村が居るんだよ」


「いやそれはこっちのセリフなんだが、俺は轟の手伝いだよ」


「そうなのか」


「日本でレアメタル売って生活してたんじゃ無いのか?」


「何とか生活出来てたんだけど急に注文が来なくなって立ち行かなくなってな」


「ぁーみんな考える事は同じだろうしな」


「無職になったついでに世界旅行中なんだよ」


「もの凄いアクティブだな、月異変後に世界旅行なんて」


「ま、鈍行で頑張って着たさ」


「土の属性ならホヴァーボード、パワードスーツ、最悪車でもアリだしな」


能力で飛べなくても能力で作った『物』で移動が出来るのも土の属性の強みである。


「ところで悩み事があるんじゃ無いか?声を掛けるまで気付かなかっただろ」


「ぁーそれなここの防衛手伝ってるんだが悪者ヴィランの数が多いいだよ」


「ん?多い?この辺もだいぶ落ち着いてきたはずだけど?」


「俺がこの避難所に着いて1週間位から襲撃が増え出したんだよ」


「そうなのか」


「何時もならそろそろ警報が鳴るだけどな?」


ヴォーーーンヴォーーーンヴォーーーンヴォーーーンヴォーーーンヴォーーーン


「噂をすれば何とやら、南側の防衛担当だから行って来るよ」


「手伝おうか?けっこう役に立つと思うけど?」


「芝村の能力は戦闘向きじゃなかったよな、ま、猫の手も借りたいから手伝ってくれるのなら助かるよ、武器は壁の上にあるから自由に使ってくれ」


「分かった、さっさと倒して当初の目的をしたいしな」


「それじゃー行こうか」


-----------------------------------------------1時間後----------------------------------------------


「芝村さんや」


「何かな相良さんや」


「幻想師って武器作れるんだな?驚いたよ、何あの未来武器」


土の属性の敵が従来の武器が効かない無敵状態で突っ込んで着たのでレーザー銃で貫いたのである。


「そんな事を言う相良もランク詐欺してるだろBランクがあの量の武器を作ったり足元の土を使わずに防壁出したり、落とし穴を一瞬で作ったり出来ないだろ」


Aランクでもあの速さで能力行使出来ないからAランク以上つまり。


「フフフ、そこはお互い黙ってようか」


「そうだな元同僚のよしみで黙ってよう」


「「フフフフフ」」


「これで当初の目的を実行出来そうだな」


「芝村が言うと物凄く物騒だが何をしに着たんだ?」


「セラピーだよ、このご時世癒しもなければ楽しみもないだろ?だから幻想能力を使って楽しんでもらうんだよ」


「それ危険はないよな?さっきの未来武器みたいなの使わないよな?」


「癒しに来たのに攻撃してどうするんだよ、安心して見てて良いよ危険は無いから」


「そうかなら楽しみにしてるよ」


--------------------------------------------------1時間後-------------------------------------------


「幻想能力は凄いんだな」


「まぁな、基本的に何でもありだからな」


「それって武器でもって事か?」


「フフフフフフ」


「いや、怖いから、黒い笑みに見えるから」


「冗談は置いといてそろそろ帰るよ」


「唐突だな、ゆっくりしていけば良いのに」


「次の予定があるからな、また来るよ」


「来た時に俺が居れば良いけどな、ま、今日は助かったよ、またな」


「また今度な、ゲートオープン」


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「お、南米に行ってた芝村、そっちはどうだった?」


「ヨーロッパに行ってた芝村、特に何事もなく笑顔が見れたよ」


「そうかこっちは相良に会ったよ、ランク詐欺してたよSランク相当の能力行使してたよ」


「ぉぉ、それは新しい情報だな四次元鯖ディメンションサーバーに入力しなければ」


「そうだな、ところでアフリカに行った芝村はまだ帰って来てないのか?」


「そうだなまだみたいだな、それがどうした?」


「今回は何かが違う気がするから気を付けろと一言、言いたかっただけだ」


「違和感を感じるのか、四次元鯖ディメンションサーバーに入れとけば共有化されるしそれで良いのでは?」


「そうだな、それで良いか」


「ま、俺たちは2日の休暇に入るし休もう」


「そうだな休もう」

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ニュー・ワールド そきうす @Socius

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