それは文明の原初に作られる物語だ。世にある万象の理由を語るために『神話』は生まれた。そして、ここにも人々の営みの礎にして起源、やがて聖書として祭られる伝承が、一から構築されている。本書を開いた先にあるのは、ある世界の創生記録。しかし、今を生きる者にも通じる、大いなる葛藤と知見がある。読み耽る私たちの頭上にて、今宵も星々は燦然と輝く。
これは、『超』約か?旧約、新約、そして3番目の約束。人類は、ここに、新たな3番目の約束をその歴史の1ページに加えたのか。ちょっと、おおげさ?いや、おおげさじゃなく。上質な、神話がここにある。